<軽度の認知機能障害を発症した人々は、心理的幸福感の低下を早く経験していることが判明。特に顕著だった要素とは?> 年齢を重ねるにつれて、目的意識や自己成長を感じられない── この感覚が認知症の早期警告サインになる可能性、そして心理的な幸福感と記憶の衰えが密接に関連していることが最新研究でわかった。 ■【関連動画】認知症とは何か? を見る 2014年の「アメリカ疾病予防管理センタ(CDC)」のデータによると、65歳以上のアメリカ人の500万人以上が認知症を患っている。認知症にはさまざまな種類があり、最も一般的なものとしてアルツハイマー病がある。それは記憶能力、思考能力、意思決定能力の低下を特徴とする。 認知症の原因は完全に解明されていないが、遺伝要因と環境要因が関連していることがわかっている。 これまでの研究では、うつ病、心理的幸福感の低下、また記憶の衰えの間になんらかの関係性があり、それぞ