西九州新幹線開業に伴う去年9月のダイヤ改正を巡り、減便の影響を受けた福岡県筑後市など5つの自治体が、20日、JR九州に要望書を提出しました。 福岡市のJR九州本社を訪れたのは、福岡県の筑後市、大牟田市、みやま市と熊本県の荒尾市、長洲町のあわせて5つの自治体のトップです。 筑後市の西田正治市長が、通勤・通学時間帯の運行本数を改正前に戻すことなどを盛り込んだ要望書をJR九州側に手渡しました。 去年9月のダイヤ改正後、筑後市のJR羽犬塚駅では、鹿児島線の快速列車と区間快速列車について、あわせて1日16本が減便されていて、市民から深刻な声が寄せられています。 ◆筑後市 西田正治 市長 「市民・町民の方から出ている(ダイヤ改正による)使いにくさ、これをひとつでも改善していただきたいので、要望をしてきた」 JR九州から具体的な回答はなく、5つの自治体は引き続き連携して取り組むとしています。