1946年生まれの藤森照信は、高校卒業まで長野県茅野市で過ごし、東北大学、東京大学大学院に進学。近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残したのち、45歳で神長官守矢史料館(長野県茅野市、1991年)を設計、建築家としてデビュー。以後、約25年のあいだに40余の独創的な建築作品を創り続けてきました。 屋根にタンポポやニラが植えられた住宅、皮付きの木材を柱にした鳥の巣箱のような茶室など、藤森照信の作品は、建築の通念を軽やかに超えた新しさと、遠い過去を想起させる懐かしさを併せ持つ、きわめて独創的な建築として知られています。 本展では、建築と自然との関係を取り戻すべく藤森が取り組んできた「自然素材をどう現代建築に生かすか」「植物をどう建築に取り込むか」というテーマから、代表的な建築をスケッチ、模型や写真で紹介するとともに、これまで手掛けた建築の屋根・壁・左官等の素材見本、家具などを展示
2014年3月に開催された3331 ART FAIRにて選出されたアーティスト、蓮沼執太による個展を開催します。 蓮沼執太は1983年東京都生まれ。音楽作品のリリース、コンサート公演、映画、舞台芸術、音楽プロデュースなど幅広いフィールドで活躍する音楽家として内外で高い評価を受ける気鋭の作家です。豊かな音楽性で幅広い層からの支持を得る一方で、作曲の手法を様々なメディアに応用し、映像、サウンド、立体、インスタレーションの制作にも取り組み、個展形式での展覧会やプロジェクトを活発に行っています。 本展覧会では、新作のインスタレーションを発表します。展示空間に音響的彫刻をインストールし、観客の存在/不在といった環境因子によって音響を変容させる、現象を作曲する試みです。 2014年ではアジアン・カルチャル・カウンシル(ACC)での招聘にてニューヨーク滞在から帰国しての初めての個展となります。2015年
企画展 岡本太郎美術館20周年記念展 これまでの企画展みんな見せます! 前期/岡本太郎・縄文から現代へ 生前の岡本太郎氏から川崎市が2千点におよぶ主要作品の寄贈を受け、1999年10月30日に岡本太郎美術館が開館し今年で20年を迎えます。 岡本太郎美術館では開館以来、常設展示室での収蔵作品展示のほかに、企画展として、「岡本太郎を顕彰し、その芸術性を探るもの」、「岡本太郎が交流した作家とその時代」、「芸術と社会との関り」を企画展のテーマとして展覧会を開催してきました。20年の間にこれらの企画展は約60回となります。 開館20周年の記念として、これまでに開催してきた企画展を振り返り、展覧会を象徴する代表作品や資料を抽出し展示する展覧会を前期と後期に分けて開催します。 前期展では、岡本太郎の多面的な活動の足跡と、縄文土器から民族の源流を探るフィールドワークの旅、そして岡本太郎と関わりの深い同時代
PAPER ‐紙と私の新しいかたち‐展 会 期: 2013年7月20日(土)〜2013年9月8日(日) 時 間: 10:00~18:00 休館日: 月曜日 ただし、00月00日(曜日)及び00月00日(曜日)は開館し、00月00日(曜日)は休館。 観覧料: 一 般 600(450)円 大高生・65歳以上 450(350)円 小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金、障がいのある方は半額・付添者1名は無料 主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館 協力:株式会社マルモ印刷、福永紙工株式会社 企画協力:萩原 修(デザインディレクター) 開催一覧 紙は、身近な造形素材の一つです。豊富な種類、特性や表情、その可能性は、美術、建築、デザインなど、幅広い分野で作り手たちの創造力を刺激し続けています。 当館は、素材に目を向けた展覧会やワークショップを数多く開催してきました。本展は、
近代日本美術の知られざる先駆者・川村清雄(かわむらきよお)(1852─1934)──近年とみに評価が高まっている幻の洋画家です。 本展は、今回はじめてフランス・オルセー美術館から里帰りを果たす晩年の傑作《建国》や、勝海舟(かつかいしゅう)に捧げられた《形見の直垂(ひたたれ)》をはじめとする代表作や初公開作品を含む約100点の絵画が一堂に会する最大規模の回顧展です。 清雄は黒船来航前夜の江戸に、旗本の子として生まれました。明治4年という極めて早い時期に徳川家の援助を得て留学、ヴェネツィア美術学校で優秀な成績を収めます。しかし、帰国した清雄を待っていたのは、フランス美術の強い影響に染まりゆく日本洋画壇でした。清雄の修めたイタリア伝統の油彩画法は時流に容れられず、やがて清雄も画壇に背を向けることとなります。 その後の清雄は、勝海舟や徳川家達(いえさと)など良き理解者の庇護のもと、日本人独自の油絵
現代に生きるアーティストって一体どんなことを考えている人たちなんだろう? 現代美術の展覧会には足を運んで、時々面白い作品にも出会うけれど、大半はなんか小難しくて気取っているようにも感じてしまう。そんな人におすすめなのが、日本の若手アーティストを中心に、いま注目すべき表現を紹介するグループ展『MOTアニュアル2012 Making Situations, Editing Landscapes 風が吹けば桶屋が儲かる』です。東京都現代美術館で毎年開催される同展は、毎回異なるテーマで「表現すること」の意味を問うラジカルな姿勢も特徴ですが、今回はいつにもまして挑戦的な気配。そこで展覧会のオープニングレセプションに潜入し、体験型の作品に触れながら、各アーティストを直撃しました。これまでの芸術家像に収まらない活動をする彼らが普段どんなことを考えて作品制作をしているのか? また「アーティストとして生きる
私たちは時おり、明日の準備のために今日を犠牲にして過ごすことがあります。しかし、今日を深く生きなければ、明日もまた深く生きられないのは自明ともいえることです。人生の無常を伝えるローマ時代の格言、「カルペ・ディエム(今日を生きよ)」は、幸福の原点を未来に追い求めるのではなく、日々の暮らしの中に見出す言葉ともいわれます。 展覧会では、花をモティーフにした現代作家12名の絵画、写真、映像、インスタレーションなどを紹介するとともに、12名の作品に先立ち、花摘みの物語や生と死の図像を現代に伝える16世紀の版画や、ウィリアム・モリス、夏目漱石などの書籍、竹久夢二の挿絵、藤田嗣治、山本丘人らの絵画も展示します。背景に死の意識を持つことで、生の輝きを照らし出した100有余点の多彩な表現を通して、今を生きることの意義について改めて考えていただければ幸いです。 ※カルペ・ディエムの「カルペ(摘め)」は、ロ
文化庁は、国立の美術館や博物館などの文化施設が入場料などで得た収益を自前で使うことができるよう見直す方針を固めた。 現場の創意工夫を促し、職員の士気を高める狙いがある。2014年の実施を目指している。 国立の文化施設は、美術館や博物館、劇場など全国に18か所あり、文化庁が所管する国立美術館、国立文化財機構、日本芸術文化振興会の三つの独立行政法人(独法)が運営している。展覧会や観劇の入場料などで得た収益は10年度で約5億円。現在、その収益の大半は国に納められている。 政府は今年1月、102の独立行政法人を65に再編することを柱とした独法改革の基本方針を閣議決定したが、その中で14年にも国立美術館など3独法を「文化振興型法人」として統合することや、「国の負担を増やさない形での事業拡充」を目指すことを明記した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く