第145回(平成23年/2011年上半期)芥川龍之介賞の候補作が本日発表された。6作のラインナップは以下のとおり。(◎は当欄の受賞作予想の本命、○は対抗、△は大穴) ◎円城塔「これはペンです」新潮1月号 ○石田千「あめりかむら」新潮2月号 △本谷有希子「ぬるい毒」新潮3月号 戌井昭人「ぴんぞろ」群像6月号 水原涼「甘露」文學界6月号 山崎ナオコーラ「ニキの屈辱」文藝夏号 選考委員は、池澤夏樹、石原慎太郎、小川洋子、川上弘美、黒井千次、島田雅彦、高樹のぶ子、宮本輝、村上龍、山田詠美の各氏。 選考会は7月14日、築地・新喜楽で開かれ、午後7時〜9時ごろ受賞作が発表される。 前回144回の芥川賞は、大本命の朝吹真理子「きことわ」が先行、最終コーナーをまわって西村賢太「苦役列車」が猛追し、《新潮》掲載の2作がそろって受賞することになったが、今回も候補6作中、半数の3作が《新潮》初出。 過去4回の芥
マレーシアで最先端の現代演劇が見たいとガイドブックをめくっても、残念なことに適切な情報に巡り会えるチャンスは少ない。今でもこの国を訪れる観光客の多くはマ・ヨンやガムランといった宮廷舞踊、あるいは各地域に根ざす民族舞踊を鑑賞することを好むからだ。もちろん、異種混合なマレーシアの歴史文化を反映するこれら舞踊を鑑賞することは素晴らしい。ただそうした博物館的な過去の文化ではなく、現在進行形の生きた舞台にこそ興味がある、そして実地に見てみたい、という若者たちもいるだろう。そこで、ここではあまり情報のないマレーシアのコンテンポラリー・シアターを紹介したい。 » 今年のTheatertreffen演劇祭、最大の話題作であるノルウェーの演出家+美術作家コンビ、Vegard VingeとIda Müllerによる日替わり即興演出の「ヨーン・ガブリエル・ボルクマン」12時間上演を観劇してきた。美術のみならず、
メールやTwitterを多用するなら『BlackBerry Bold 9780』が鉄板です!(マジでマジで) 縦型ストレートの端末で、唯一QWERTY配列のフルキーボードを搭載しているからです! QWERTYキーボードはいいですよ。メールやTwitterのつぶやきがサクサク打てます。しかも、BlackBerryはメールをプッシュ配信してくれるので、大事なメールが即届きます。ツイッターのDMや返信も、すぐに通知のサインが表示されるんです。 TwitterもFacebookも、BlackBerry用公式アプリが用意されています。このほかアプリは『App World』というBlackBerry専用ストアからダウンロードできます。北米ではiPhone、Androidと同等のシェアをもっており、アプリの数は豊富です。 あと、標準のウェブブラウザーがなにげに優秀です。複数ページを同時に開いて切り替えな
Iggy & The Stooges: Fun House 今さらで恥ずかしいのだが、ベジタリアン、というかマクロビになった。もちろん、友達との付き合いで一年に一回くらいは焼き肉屋に……
1台目のケータイとして使える、シャープのAndroid搭載スマートフォン「LYNX 3D SH-03C」(1/2 ページ) NTTドコモにも、ついに日本のケータイユーザーの利便性に配慮したシャープ製Android搭載スマートフォン「LYNX 3D SH-03C」が登場する。このモデルは本当に1台目のケータイとして使いやすいのか、改めて検証する。 シャープが日本市場のユーザーのために、日常の使い勝手に配慮し、“1台目のケータイ”として利用できることに主眼を置いて開発したAndroid搭載スマートフォンが「LYNX 3D SH-03C」だ。これまでのハイエンドケータイとは一線を画し、OSにはAndroid OSを採用。3.8インチの大画面はフルタッチパネル仕様で、さらに裸眼で立体視ができる3D機能も備えるなど、先進のスペックをふんだんに盛り込んだ。 一方で、これまでケータイを使ってきたユーザー
先日行われた参議院議員選挙では消費税増税の他に、景気回復、経済成長も議論の焦点となった。これだけの不況。経済が回復し、成長をすれば日本も明るくなる…そこに希望を覚えてしまうのも無理はないだろう。 しかし、経済評論家で『プロフェッショナル原論』(筑摩書房/刊)などの著者である波頭亮氏は新刊『成熟日本への進路―「成長論」から「分配論」へ』(筑摩書房/刊)で、「経済成長は絵空事」だと述べ、日本は成長フェーズから新たなフェーズ―「成熟フェーズ」に入っていると指摘する。 成長から成熟へ。その理由の1つに、GDP(国内総生産)の数値の推移があげられる。 1990年に452兆円だったGDPはその後も順調に拡大を続け、1997年に514兆円に達する。しかし、その後は全く成長せず、むしろ落ち込みをみせてしまった。それでも2007年には516兆円と10年ぶりに同水準に戻すものの、2008年には再び494兆円と
存在と時間 [著]ハイデガー[掲載]2010年7月25日[筆者]筒井康隆(作家)2010年2月、東京都内で開いた朗読会の楽屋で、舞台の準備をする鏡の中の筒井さん=郭允撮影 ■超難解、苦しみが喜びに 中央公論社「世界の名著」に収録されている原佑訳『存在と時間』は、何しろ二十世紀最大の著作と言われているだけに、完読にはずいぶん時間がかかった。だから読み終えた時の充足感は大きく、その内容の受け売りをしたくてならず、ついに「誰にもわかるハイデガー」と題して内容おまかせの講演依頼があればこれをやり、とうとうカセットブックにまでしてしまったのだから、よくまあのめり込んだものだ。 ハイデガーは人間という存在者を現存在と表現する。「現存在は、他の存在者のあいだで出来(しゅったい)するに過ぎない一つの存在者ではない。現存在が存在的に際立っているのはむしろ、この存在者にはおのれの存在においてこの存在自身へとか
2年前に購入したSO906iがボロボロになってきたのと、電池の持ちも悪くなってきたので機種変更。 ソニーエリクソン大好き人間としては普通のSOモデルが出るのを待つか、一応出ているSOモデルであるスマートフォンのXperiaにも食指が動いていたのだが、 あまり良い評判がないのとドコモのスマートフォンのサービスにあまり魅力を感じないことから見送り、 完全に見た目ありきで発売日にこの「L-04B」を購入。 ドコモでは久々のストレート型、SO902iを過去に所持していた人でこの機種に魅力を感じた人は多いのではないだろうか? またStyle Seriesの中でもかなりの機能を省かれたモデルであり、現行のプライムシリーズなどと比べると現在宣伝されている機能、例えばワンセグ、iBodymoや防水機能、iコンシェルなどは一切付いていない。付いているのはワールドウイングやおサイフケータイなどの限られた機能の
先日、「本を読む本」的最高レベルの読書法という記事で、点検読書と分析読書の概要について紹介しました。これをみた方からメールをいただき、作家の立花隆氏も同じようなことをぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術で書いているので、読んでみてはどうだろうと教えていただきました。 そういうわけで、即効で入手し、連休の最後はこの本を読みふけっていました。読書量が尋常でないことや、その膨大な知識量から「知の巨人」ともいわれる立花隆です。2003年に発表されたものですが、この本はやっぱり凄かった。 三百冊の書評です。このどちらも一読の価値があります。 まず、1部ですが、冒頭で紹介した「本を読む本」を読んだ人であれば絶対に読んだ方がいいです。なぜなら、立花が語る読書法は、「本を読む本」でいう点検読書、分析読書、そしてシントピカル読書そのものだから。 私の読書のいちばんの特徴
ほうぼうで噂のサンデル教授の講義。 「ハーバード白熱教室」 http://www.nhk.or.jp/harvard/ この講義のネタ本も取り寄せた。 Justice: What's the Right Thing to Do? 作者: Michael J. Sandel出版社/メーカー: Penguin発売日: 2010/02/25メディア: ペーパーバック購入: 31人 クリック: 112回この商品を含むブログ (36件) を見る しかし、なぜこんなことがいまさら蒸し返されてるのだろう。究極の場面における選択は、倫理的に正当化されるべきことではない。むしろ、究極的な選択の場に置かれること自体に問題というか、政治性がある。 そのようなことを、3年前の障害学会で報告した。 「ジレンマの解決に向けて――倫理学的視点から」 http://www.arsvi.com/2000/0709ny.ht
まあ、なんにせよ、手に入りやすく読みやすかったのは確か。 今では少し手に入りにくくなったが、図書館には大抵ある。 もはや端本でしか手に入らない故、検索の便を考え、収録作品込みのリストを作ってみた。 こうして見ると、プラトンの1巻やデカルトの巻は実にお買い得だし、キケロの「スキピオの夢」が読めたり、ガリレオは「偽金鑑識官」が入っていたり、2つの仏典はもうこれだけでお腹いっぱいだし、「現代の科学」2巻の壮絶なラインナップに、続編のスタートが「中国の科学」ではじまるなど、なかなかのセレクションだった。最後の「近代の藝術論」なども圧巻。 なお、ご存知の通り、初代の「世界の名著」シリーズは小さいながらも箱入りでシリーズものの矜持を見せていたが、個人的にはソフトカバーの「中公バックス」版を良く手に取った。自分で買い集めるようになってからは、初代の箱なしに出会うことが多かったが。というわけで両方のリンク
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く