わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 国文学研究資料館の基幹研究プロジェクト「王朝文学の流布と継承」チームによる成果として、『古典籍研究ガイダンス 王朝文学をよむために』(笠間書院 2012年6月)が刊行された。 プロジェクトの成果ゆえ、「王朝文学を読むために」という副題がついているが、古典籍(和古書)を扱う研究者・大学院生は、必読必携といってよい。とくにpart2の「本をみる・さがす」は、最新の研究に即した、最新の情報収集ツールが紹介されている。 そして、執筆者によっては、新しい知見と、秘術ともいうべき情報