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学術情報と読書に関するtsysobaのブックマーク (5)

  • 人文系の情報特性についての更なる蛇足 - みちくさのみち(旧)

    大学図書館についてものを言える立場にないくせに、選書の参考になりそうなことをなどと甚だおこがましいことを書いて少し胸がチクチクするので、図書館情報学の分野での一つの見解としてとりあえずこのの該当箇所を読んでみた。 図書館資料論・専門資料論 (図書館情報学シリーズ) 作者: 伊藤民雄,金沢みどり出版社/メーカー: 学文社発売日: 2006/12メディア: 単行 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見るこの176頁以下に学問分野ごとの情報特性についての記述がある。 まず文科系と理科系でいうと 文科系の研究情報:歴史的業績をもとにした、多元的で多義的な質・意味が問題となるような内容。複雑で範囲が広く捉えにくい。 理科系の研究情報:速報性・新規性・正確さなどを基とした内容を普遍的な言語(数式)によって表現している。構造・範囲が明確。 とされていて、さらに文科系を人文科学と社会科

    人文系の情報特性についての更なる蛇足 - みちくさのみち(旧)
  • 人文系必読書をめぐる議論について・その4 - みちくさのみち(旧)

    まだこの話題で続ける気なのか、と自分でも思うものの、図書館の選書業務の参考になることを一切書いていなかったので、そちらの補足を。 なんだかこれまでのエントリといきなり矛盾するようだが、大学図書館の蔵書でどの図書館も持っているは読んだ方が良い。という発想は、一つの手段として悪くないと思っている。私が嫌なのは、それが「必読」という多分に義務的な発想と結び付いたときに発生する諸々の事象であって、マストでは無くベターだ、と言われる限りにおいては、全く反対する気にはならないのである。ただ、そうすると『国史大辞典*1』を通読しろ、みたいな冗談のような話になるかもしれないけれど。 私自身は、大学図書館について何かが言える立場ではないものの、研究動向はどんどん細分化しているので、いわゆる講座もの・辞典類・コアジャーナルを除けば、均一化していくよりは、所属する教官が得意とする分野の蔵書が増えていって、あそ

    人文系必読書をめぐる議論について・その4 - みちくさのみち(旧)
  • 人文系必読書をめぐる議論について・その3 - みちくさのみち(旧)

    正直に告白すると、私はを読まない高校生だった。いや、中学生のころも小学生のころも、読まなかった。 そもそも高校2年の秋まで美大進学をかなり気で考えていたので、活字のなどむしろ邪魔だくらいに思っていた。そんな人間が今図書館で働いているのだから、世の中はわからない。 (余談だが、なので子どもの頃の思い出のが、私にはない。絵とか小説とか好きな作品を熱っぽく語る同僚に会うと、恨めしそうな羨望のような目で反射的に見てしまう癖が今も抜けない) それでも難しくてもとにかくを読まないとまずいらしい、とおぼろげに思ったのは、大学進学が決まってからである。絶対に落ちた、と思ったのに受かったので、何か少しでも勉強らしい勉強をしておかないと恥ずかしいと思ったのだ。 そこからの記憶が定かでないのだが、多分、高校の担任にこれから何を読むべきか聴きにいったのだろう。 それで以下のを買ってきた。 自分のなか

    人文系必読書をめぐる議論について・その3 - みちくさのみち(旧)
  • 人文系必読書をめぐる議論について・その2 - みちくさのみち(旧)

    すごく中途半端に話が終わってしまってすみませんでした。 以下の記事も、何か凄く言いわけの補足の蛇足じみているのですが、もしお付き合いいただけるなら、幸いです。 - さて、人文系の必読書の探し方の話である。 歴史学でいうと、例えばここ数年で以下にあげるようなが出ている。 新・現代歴史学の名著―普遍から多様へ (中公新書) 作者: 樺山紘一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/03/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (21件) を見る歴史学の名著30 (ちくま新書) 作者: 山内昌之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/04メディア: 新書購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (29件) を見る 中公新書の名著シリーズは、 日の名著―近代の思想 (中公新書 1) 作者: 桑原武夫出版社/メーカー: 中央公論新社

    人文系必読書をめぐる議論について・その2 - みちくさのみち(旧)
  • 人文系必読書をめぐる議論について - みちくさのみち(旧)

    先日、友人と以下のようなやりとりがあった。 専攻の異なる人文系出身者が議論するときに、「必読」とされているようなについて、これから参入する学生さんがどうやってそれを探すかという話だ。 そこで、主要な文献を探すにあたって 例えば大学図書館の所蔵数はキーになりうるんじゃないか という意見があって、なかなか面白い発想と思ったのだけれど、同時に何か自分のなかに引っかかるものがあって、そういうはかえってよくないんじゃないかと反対をしてしまった。 そのときは何がひっかかったのか上手く言えなくて、そうしてまた今でも上手く言えないのだけれど、それでも言いっ放しよりはマシだろうと思うままに書くと、要は、「「必読」はこのようにして見つけられる」という手法が、「したがって読まなくて良いをふるい落として無駄な時間が省ける」という認識に(短絡的に)転化される可能性の大きさにたじろいだのだ。 今は図書館で働いてい

    人文系必読書をめぐる議論について - みちくさのみち(旧)
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