大学図書館についてものを言える立場にないくせに、選書の参考になりそうなことをなどと甚だおこがましいことを書いて少し胸がチクチクするので、図書館情報学の分野での一つの見解としてとりあえずこの本の該当箇所を読んでみた。 図書館資料論・専門資料論 (図書館情報学シリーズ) 作者: 伊藤民雄,金沢みどり出版社/メーカー: 学文社発売日: 2006/12メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見るこの176頁以下に学問分野ごとの情報特性についての記述がある。 まず文科系と理科系でいうと 文科系の研究情報:歴史的業績をもとにした、多元的で多義的な質・意味が問題となるような内容。複雑で範囲が広く捉えにくい。 理科系の研究情報:速報性・新規性・正確さなどを基本とした内容を普遍的な言語(数式)によって表現している。構造・範囲が明確。 とされていて、さらに文科系を人文科学と社会科