The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―のエントリ「納納戦隊納本ジャー」にインスパイアされて勢いだけで書きました。図書館退屈男ご乱心とでも思ってご笑読ください。 20XX年。化石燃料に代わるバイオマス資源の活用が森林資源の燃料化を進めた結果、「紙」はその生産はおろか利用も政府の厳重な統制下にあった。 これは、その貴重な書物を確保する図書館の戦いの一ページである。 薄暗い路地。22時を回ったこの町では、人影も少ない。だが、カートを引いた若者が一人、また一人階段を降り地下へ。 そんな若者をひっそりと見つめる4つの目。 「若いのがカート引いてますね。いかにも重そうだ。」 「例の集会だな。本部へ連絡。」 Pi! 通信機が鳴く。「国資30より収企総括