・中嶋晋平「図書館によるAPIの公開−PORTAの事例から」(「カレントアウェアネス」298、2008-12-20) http://current.ndl.go.jp/ca1677 を読む。国立国会図書館が2008年3月に始めたAPI公開の経験に基づく話。PORTAの検索件数がAPI公開で倍増していることを示すデータ(図 2 PORTAの検索件数)等、重要な経験が多々語られている。 また、国立国会図書館にとってのAPI公開の意味を、 Web APIの提供によって、PORTAでコンテンツを提供する機関と利用者との間の「取引コスト」を低減できたこと Web APIの公開によるデータ利活用促進の先例となったこと とまとめているが、これも納得感のある指摘だ。 ところで、一点だけ疑問に思ったのが、 PORTAウェブサイトの利用が減ることなく、外部提供インタフェース公開後はその利用分が単純に上乗せとな