2月に閉店したつくば市吾妻の友朋堂書店吾妻店で7日、参加型の古本市「友朋堂書店一箱古本市」があった。店舗の再開を願い、応援する市民有志の実行委員会が主催。古本や新刊のお勧め本が書棚に並べられ、本好きや友朋堂ファンらで久々のにぎわいを見せた。 街にとっての書店について考えてもらおうと企画、友朋堂書店の協力で開かれた。 東京・不忍ブックストリートが発祥地で、各地に広がる「一箱古本市」では、市内外28の出店者が段ボール1箱分の古本を持ち寄り販売した。来場者は気になる本を開いたり、出店者との本談義に花を咲かせたりしていた。 家族と来場した同市の女性(55)は「前は月1~2回は来ていた。店が無くなってしまい残念だが、本を媒介に本好きの集まれるような場になってくれたら」とにぎわいぶりに期待を示した。 出店者で参加した友朋堂の元書店員、徳永直良さん(52)は「友朋堂の中でまた本を売れるのはうれし