12月18日、政府は、新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)と2019─23年度の5年間の次期中期防衛力整備計画(中期防)を閣議決定した。写真はF35B戦闘機。2015年8月撮影。米海兵隊提供(2018年 ロイター) [東京 18日 ロイター] - 政府は18日、新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)と2019─23年度の5年間の次期中期防衛力整備計画(中期防)を閣議決定した。新たな大綱には、従来の陸・海・空に加え宇宙・サイバー領域での対応強化を明記した。与党内にも異論のあった護衛艦「いずも」の事実上の空母化や、空母に垂直着陸できる戦闘機「F35B」の導入も事実上明記した。 この結果、中期防の予算総額は27兆4700億円と過去最大に膨らむ。最新鋭のステルス戦闘機「F35」を、24年度以降も含め中期的には105機追加購入するなど、高額装備品の調達が押し上げ要因となる。中国の軍備増強を背景に装備品