井上信治万博相は11日の記者会見で、2025年大阪・関西万博の会場建設費が想定の1.5倍の最大1850億円に膨らむと発表した。当初の見通しから600億円の増加となる。暑さ対策や設計変更などが要因という。 会場建設費は国と大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担する仕組み。井上氏は11日朝、関西経済連合会の松本正義会長と大阪商工会議所の尾崎裕会頭に電話で説明した。2人からは、万博成功のための必要費用であり、寄付を集める努力をしたいという旨の答えがあったという。 午後には大阪を訪れ、吉村洋文大阪府知事と松井一郎大阪市長と面会し、協力を求める。