ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 「過去の復興事例等の分析による東日本大震災への示唆~農漁業の再編と集落コミュニティの再生に向けて~」の公表について ここから本文です。 1 研究方法 過去の復興事例(雲仙普賢岳の噴火、北海道南西沖地震(奥尻島)、阪神・淡路大震災、三宅島雄山の噴火、新潟県中越地震(旧山古志村等)、昭和三陸津波等)や大区画圃場整備事業の実施地区に関する文献の分析等により、東日本大震災の被災地における農漁業の担い手の確保、復興後の集落コミュニティの再生に向けた示唆を抽出しました。 2 研究成果の概要 (1) 過疎化の進行に加え、地域外への避難が長期化した三宅島、旧山古志村では人口が大きく減少し、被災の復興過程で就業の場を十分確保できなかった奥尻島では高齢化が加速しています。また、そのことが、被災前から困難のあった農業、漁業の担い手不足を深刻化させています(参考表参照