出版流通研究部会 発表要旨(2013年2月20日) “八木書店”と私の50年 八木 壮一 八木壮一さん(八木書店会長、日本出版学会監査役)に「八木書店の歩んだ道と再販制度、古本・ブックオフ、インターネットとのかかわり」を回想していただきました。八木書店は出版社、取次、バーゲンブックの売買、古書店の仕事をしていることから業界の中では独自の位置にあります。その視点からの貴重な見解を伺うことができました。参加者は、会員21名、一般9名の計31名(会場:東京電機大学出版局)。 1.私の50年、八木書店の79年 創業者の父・敏夫は、神戸の新刊書店に勤めていましたが、昭和4年(1929年)に、当時の“一誠堂書店”番頭の反町茂雄氏の面接を受けて上京しています。不況の出版界の「円本全集」合戦の後に出た『岩波文庫』が発刊されたころのことです。 朝早くから夜遅くまで「高買いの敏ドン」と呼ばれて働いたそうです。
関西部会2010年度第2回(通算第65回)のご案内:終了しました 「最近の図書館における電子化の動向 ―大学図書館の再定義とその編集機能」 近年図書館は変革期を迎えている。図書館はいわゆる「情報革命」と呼ばれる流れの中で、そのあり方を再定義しなければならない時期に差し掛かっている。 人類史上、かつての図書館は紛れもなく、並ぶもののない絶対的な「情報の集積地」であった。だがWebの出現により、図書館のアイデンティティは大きく揺らいでいる。今の図書館は「情報の集積地」の一つではあったとしても、絶対的な存在ではありえない。 存在意義が問われている図書館は、長期的な視野に立って、自らの行く末を見据え、現在なすべきことを考えていかねばならない。 その道筋は、Webが立脚するデジタル概念から、図書館の立脚するアナログ世界を観察する時、自然と明らかになる。特に大学図書館はこのプロセスを理解した上で、自ら
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