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ブックマーク / denshika.hatenadiary.org (66)

  • 出発しまーす - 電子化

    そろそろ1年経ったので、突然ですが、新天地へ向け、出発します。というわけで、「電子化」は、終了です。 みなさん、これまでいろいろとありがとうございました。またいつか、どこかで、別な「マニアック(ニッチ)な」ものを書きはじめるかもしれませんので、発見したら、お付き合いしてください。トピックは違っても、書きっぷりは一緒にします。 最後に、今の心境です。 西行はなぜ出家したか、幸いその原因については、大いに研究の余地があるらしく、西行研究者たちは多忙なのであるが、ぼくには、興味のないことだ。およそ詩人を解するには、その努めて現わそうとしたところを極めるがよろしく、努めて忘れようとし隠そうとしたところを詮索したとて、何が得られるものではない。保延六年に、原因不明の出家をし、行方不明の歌をひねった幾十幾百の人々の数のなかに、西行も埋めておこう。彼が忘れようとしたところを彼とともに素直に忘れよう。ぼく

    出発しまーす - 電子化
    tsysoba
    tsysoba 2010/08/20
    感謝。
  • (JP2レイヤー対応)シンプルなSSIM計算ツールを進化させてみました - 電子化

    日のお題:レイヤー付きのJP2に関して、シンプルにSSIMを計算してみよう 前回(http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100721)、シンプルなSSIM計算ツールを公開したわけですが、一部の方から要望がありまして、JP2のレイヤーに対応してみました。 起動させると、こんなの出てきて、 左の四角に、基準となる画像を放り込んで、右の四角に評価したい画像を放り込むだけで、あらま、不思議、JP2が放り込まれたらレイヤー分解して、各レイヤーのSSIMが計算されます、というもの。もちろん、JP2以外が放り込まれれば、特にレイヤー分解せず、計算していきますよ。 さて、前回同様、簡単操作なツールですので、ぜひ、お試しください。そして、もし、今回のサンプル画像について、同じJP2画像を左右に放り込むとどうなると思いますか?JP2やSSIMの理解度の復習だと思って、実験してみて

    (JP2レイヤー対応)シンプルなSSIM計算ツールを進化させてみました - 電子化
  • (JP2対応)シンプルなSSIM計算ツールを作ってみました - 電子化

    日のお題:シンプルにSSIMを計算してみよう 過去3回*1、SSIMの計算ツール(ssim.exe)と、それを使ったバッチ処理の方法を、具体的に提示しておいたわけですが、もっと、お手軽なツールを作ってみました。 起動させると、こんなの出てきて、 四角の部分に、画像を2つ、放り込むだけで、あらま、不思議、SSIMが計算されます、というもの。 お手軽なので、以下の点でも、実験してみてください。今年の電子化検定に出ますよ。 まるっきし同じ画像は、当にSSIMが1.0000になるのか? 画像の順番を入れ替えると、SSIMの値は変わるのか? どんな場合に、マイナスのSSIMが出てくるのか? 果たして、-1.000というのは可能か? こちらからダウンロードできます。(先着40名*2) http://tinyurl.com/249gwzy (お使いのPCによっては、Microsoft .NET Fr

    (JP2対応)シンプルなSSIM計算ツールを作ってみました - 電子化
  • SSIM実習 (フォルダ内一括計算) - 電子化

    日のお題:フォルダ内の画像を一括計算する すでに、SSIMの計算ツール(C++版)を、ソース付きで公開しておきましたので、日は、その応用です。1個1個ちまちまとSSIM計算をしないで、フォルダ単位で、一気にドビャーっと計算してみましょう。 まず準備です。どこでも良いので、SSIM計算の拠点を作りましょう。以下は、Cドライブ直下にSSIMフォルダを作成し、そこを拠点とする例です。 次にサンプルのオリジナル画像を用意してください。これまでに何度が登場していただいてます「ミスターSSIM」こと、Wangさんの論文をサンプル画像としましょう。 Image Quality Assessment: From Error Visibility to Structural Similarity http://www.cns.nyu.edu/pub/eero/wang03-reprint.pdf ここ(

    SSIM実習 (フォルダ内一括計算) - 電子化
  • SSIM実習 JPEG2000実習 特定レイヤーのSSIM測定バッチ編 - 電子化

    日は、上級者向けの応用編です。こちらの3つの内容は押えておいてくださいね。 JPEG2000実習 レイヤー編 http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100604 JPEG2000実習 各レイヤーのPSNR確認編 http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100614 SSIM実習 (フォルダ内一括計算) http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100705 すでに、SSIMの計算ツール(C++版)を、ソース付きで公開し、前回は、フォルダ単位で、一気にドビャーっと計算するSSIMの計算バッチを作ってみました。 あとは、ズバリ、JP2ファイルの特定レイヤーのSSIM測定にトライしてみるしかありませんね*1。 前回のSSIM計算拠点を使いましょう。 という感じですね。(意味が分からなければ、http://d.hate

    SSIM実習 JPEG2000実習 特定レイヤーのSSIM測定バッチ編 - 電子化
  • 「ウォーリーをさがせ」で理解するSSIMのスゴい点 その2 - 電子化

    日のお題画像: 心霊写真みたいな画像からスタートしてますが、前回(http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100629)からの続きで、ちょっと、違った角度からSSIMを眺めて、SSIMのことをもっと好きになりましょうね、という流れでしたね。 前回の終わりに、 SSIMというのは、「人ごみの中のウォーリーはあまり重視せず、ポツンと孤立したウォーリーに注目して」計算していきますので、「私たちの感覚により近いと評判*7」なのです。 というわけでまとめますと、意外と知られていないと思うのですが、SSIMがスゴいのは、画像内の間違いを計算するときに、ごちゃごちゃ度合いを考慮して、緩急をつけながら計算しているところなんです。 と書きましたので、確認してみましょう*1。 こちらは、http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20091204にも登場した「私が

    「ウォーリーをさがせ」で理解するSSIMのスゴい点 その2 - 電子化
  • SSIMを計算するプログラムのソース - 電子化

    ウォーリーの途中ですが、次へ進む前に、ひとつだけツールが必要だということに気がつきました。なので、ソースも含めて、公開します。 興味のある方は、こちらをご覧ください。 http://denshika.cc/open/20100630/ (免責) 使って何か起きても、責任とれませんので、あしからず。 (使い方) SSIM.zipをダウンロードして、解凍して、Cドライブの直下などにフォルダごと入れます。 Cドライブ直下に入れたとして、A.tifとB.tifのSSIMを計算したい場合、こんな感じです。 3番目のMAP.tifについては、次回、ウォーリーの続きで説明します。 今回のプログラムでは、TIFF、JPEGなど一般的なフォーマットが対象です。 /* * * http://mehdi.rabah.free.fr/SSIM/ * を参考に、作りましたよー * でも、プログラムはアマチュアレベル

    SSIMを計算するプログラムのソース - 電子化
  • SSIMに関する誤解 - 解決案 - - 電子化

    日のお題:デフォルトはssim.m、それ以外なら「主観評価との相関」を提示せよ 前回、お伝えしたとおり、私の今の心境は、 今、日で進行中の大型電子化プロジェクトにおいて、SSIMの使われ方が間違っているんじゃないか、そもそもSSIMを誤解しているんじゃないか、と危惧しています。 http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100624 でも、危惧してるだけじゃ、無責任な万年野党と何ら変わりませんね。なので、現状を踏まえて、どうすれば良いのか考えてみたいと思います。 おそらく、電子化プロジェクトの発注側ないし監理側は、「SSIMを測定して検査するツール」を持っているはずです。*1 なので、 その検査ツールのSSIM計算部分*2のプログラム・ソースを公開するべきだと思います。 もし、検査ツールの開発元がソース公開を拒否した場合*3、そのツールの採用を中止するべきだと思

    SSIMに関する誤解 - 解決案 - - 電子化
  • 「ウォーリーをさがせ」で理解するSSIMのスゴい点 その1 - 電子化

    日の課題図書: 新ウォーリーをさがせ! (新ウォーリーのえほん) 作者: マーティンハンドフォード,Martin Handford,唐沢則幸出版社/メーカー: フレーベル館発売日: 2000/11/01メディア: 大型購入: 1人 クリック: 48回この商品を含むブログ (29件) を見る ちょっと、小難しい話が続いたので、(私が)ちょっと飽きちゃいました。なので、違った角度からSSIMを眺めてみましょう*1。きっと、SSIMがよりよく理解できて、好きになるかもしれません。 『ウォーリーをさがせ』って知ってますよね。「人が入り乱れた絵の中からウォーリーや仲間たち、巻物などを見つけ出す(wikipedia:ウォーリーをさがせ!)」っていう、ちょっぴり変わった絵です。 普通、ウォーリーをさがし出すことは、難しいですね。なぜなら、パッと見た感じ、ウォーリーにそっくりな人が入り乱れてるからで

    「ウォーリーをさがせ」で理解するSSIMのスゴい点 その1 - 電子化
  • SSIMに関する誤解 - 電子化

    日のお題:Different settings will produce different SSIM results. 私の思い違いだと良いんですが、今、日で進行中の大型電子化プロジェクトにおいて、SSIMの使われ方が間違っているんじゃないか、そもそもSSIMを誤解しているんじゃないか、と危惧しています。 昨年9月に書いたように、状況としては、こんな感じですね。 [2009年]に入ってから、私のところに、「SSIMって何ですか」という質問が、頻繁に届くようになりました。理由は、いろんな公共機関が大規模な電子化プロジェクトの予算をつけて、 画像のフォーマットとして、JPEG 2000にすること、なおかつ、 SSIMの値を一定水準以上にすること という指定があったからです。 http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20090921 そして、今年2月に、日の電子化業

    SSIMに関する誤解 - 電子化
    tsysoba
    tsysoba 2010/06/24
    むむむむ…
  • JPEG2000実習 レイヤーの確認編 (OPJViewerの登場) - 電子化

    日のお題:そもそも、当にレイヤーができているのか、検査しましょう さて、前々回から、中級編が開始しています*1。初級編は単に変換をしてきたのですが、中級編では変換後のファイルを検査して、変換をコントロールしていっています。すでに、「OpenJPEGを使って変換できるもんね」という方が対象です。まだ、よく分からない方は、http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100602からスタートしてみてください。 前々回の復習ですが、もし仮に、「PSNRが30、31、32、33、34、35のレイヤーで構成されたJP2を作成せよ」という指示があった場合、 C:\image_to_j2k.exe -i C:\test.tif -o C:\aaaaaa.jp2 -q 30,31,32,33,34,35 というのでOKでしたね。もし忘れてしまった方は、http://d.hatena

  • (新聞)電子化の歩き方 その3 - 電子化

    さて、内容が、技術的な部分を中心に、かなり拡充されましたので、前の地図を改訂しておきます。 (新聞)電子化に興味はあるけれど、道が分からなければ、以下のガイドを参考にしてみてください。*1 以下のような方に、お勧めです。 はじめて、このサイトへ迷いこんで来た方 これから(新聞)電子化について調べたい方 すでに(新聞)電子化に携わっているが、全体像を整理したい方 特に、JPEG2000、SSIM、画像処理について知りたい方 (1)「電子化」には、「カレント」と「アーカイブ」という2種類の意味がありますが、ご存知ですか? YESの場合、次へ NOの場合、こちら(の後半)を読んでみてください。 世界最古の新聞をネットで拝見 http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20090831/ (2)ここでは、主に「アーカイブ」について書いていますが、よろしいですか? YESの場合、次

    (新聞)電子化の歩き方 その3 - 電子化
  • JPEG2000実習 各レイヤーのPSNR確認編 (JP2デコーダーの登場) - 電子化

    日のお題:当に指定したPSNRでレイヤーができているのか、検査しましょう さて、前回から、中級編が開始しています。初級編は単に変換をしてきたのですが、中級編では変換後のファイルを検査して、変換をコントロールしていく予定です。すでに、「OpenJPEGを使って変換できるもんね」という方が対象です。まだ、よく分からない方は、http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100602からスタートしてみてください。 前回の復習ですが、もし仮に、「PSNRが30、31、32、33、34、35のレイヤーで構成されたJP2を作成せよ」という指示があった場合、 C:\image_to_j2k.exe -i C:\test.tif -o C:\aaaaaa.jp2 -q 30,31,32,33,34,35 というのでOKでしたね。もし忘れてしまった方は、http://d.hatena

  • JPEG2000実習 PSNR編 (ImageMagickの登場) - 電子化

    日のお題:レイヤーをPSNRで指定して、ImageMagickで検査しましょう さて、今日から、中級編です。初級編は単に変換をしてきたのですが、中級編では変換後のファイルを検査して、変換をコントロールしていきましょう。すでに、「OpenJPEGを使って変換できるもんね」という方が対象です。まだ、よく分からない方は、http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100602からスタートしてみてください。 これまで説明してきたとおり、OpenJPEGのレイヤー指定は、こんな感じでしたね。 C:\image_to_j2k.exe -i C:\test.tif -o C:\aaa.jp2 -r 50,20,10 通常、OpenJPEGにおいてレイヤーは圧縮率(ビットレートと言っても同じですね*1。)で指定します。 ところが、もうひとつ方法がありまして、そちらをご紹介します。こ

    JPEG2000実習 PSNR編 (ImageMagickの登場) - 電子化
  • JPEG2000実習 ビットレート編 - 電子化

    日のお題:ビットレートと圧縮率は、コインの裏表 さて、今日は、かなり簡潔に行きます*1。 最近の日における大規模電子化プロジェクトは、JPEG2000のレイヤーを、ビットレートで指定することが多いですね。 例えば、 ビットレート0.08にしなさい ビットレート0.20にしなさい*2 ビットレート0.24にしなさい など。 ところが、これまでに見てきたように、OpenJPEGでは、各レイヤーの指定を圧縮率で指示します。例えば、http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100604で見たように、 C:\image_to_j2k.exe -i C:\test.tif -o C:\aaa.jp2 -r 50,20,10 という場合、「50分の1に圧縮したレイヤーと、20分の1に圧縮したレイヤーと、10分の1に圧縮したレイヤーを作成してください」ということでしたね。 はて

    JPEG2000実習 ビットレート編 - 電子化
  • JPEG2000実習 ロスレス/ロッシー編 その2 - 電子化

    日のお題:ロッシーの時だけ使える秘密兵器がある 前々々回(http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100602)、JPEG2000の変換について、実習できる環境(OpenJPEG)をご紹介しました。ご自分で変換してみると、よりよく理解できるはずなので、時間の許す限り、やってみてください。*1 そして、前回、JPEG2000には、ロスレス/ロッシー境界線というものがあるんですよ、というような話をして、圧縮率との関係で、ロスレス(可逆)とロッシー(不可逆というものが、決まって来るんですよ、ということだったと思います。(ですよね?http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100607) 前回は、どちらかというと、ロスレス側のお話だったので、今日は、どちらかというと、ロッシー側についてお話します。 いきなり、コマンドプロンプトを開いて、OpenJ

    JPEG2000実習 ロスレス/ロッシー編 その2 - 電子化
  • JPEG2000実習 ロスレス/ロッシー編 その1 - 電子化

    日のお題:ロスレス/ロッシー境界線 前々回(http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100602)、JPEG2000の変換について、実習できる環境をご紹介しました。ご自分で変換してみると、よりよく理解できるはずなので、時間の許す限り、やってみてください。*1 いきなり、コマンドプロンプトを開いて、OpenJPEGで以下の変換をしてみましょう。 C:\image_to_j2k.exe -i C:\test.tif -o C:\lossless.jp2 -r 1 前回(http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100604)説明したとおり、「-r 1」というのは、「1/1に圧縮する」ということなので、つまり、直訳すると「圧縮しないでね」という意味になりそうですね。 結果を見てみると、 という感じで、予想に反して、おおよそ1/5(≒ 10,67

    JPEG2000実習 ロスレス/ロッシー編 その1 - 電子化
  • JPEG2000実習 レイヤー編 - 電子化

    日のお題:JPEG 2000の「レイヤー」は、「領地の分け前」のことなんです。 前回(http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20100602)、JPEG2000の変換について、実習できる環境をご紹介しました。ご自分で変換してみると、よりよく理解できるはずなので、時間の許す限り、やってみてください。*1 前にJPEG 2000についてお話した時(http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20091014)、 今回は、レイヤーに注目してみたのですが、レイヤーというのは、名称が良くない。レイヤーと聞くと、 こんなものを連想してしまいます。ところが、JPEG 2000で言うところのレイヤーというのは、こういう「物理的な積み重ね」ではなくて、「切れば切るほど、画質が鮮明になっていく特殊な金太郎飴」みたいなものです。なので、レイヤーという言葉にダマされない

    JPEG2000実習 レイヤー編 - 電子化
    tsysoba
    tsysoba 2010/06/04
    ああ、そういうことだったのか…。自分も勘違いしてた。
  • JPEG2000実習 準備編 - 電子化

    日のお題:JPEG 2000の環境を揃えましょう。 最近、JPEG2000の変換について、質問をいただく機会が多くなってきましたので、しばらく、JPEG2000の変換について、実例をお見せしていこうと思います。自分でやってみる、というのが一番分かりやすいです。 JPEG2000の変換ツールは、OpenJPEG*1というフリーのソフトを使いましょう。 こちらに置きましたので、ダウンロードして、とりあえず、Cドライブ直下にでも入れてみてください。をクリックすると、ダウンロード開始するらしいです。*2 image_to_j2k.exe 次に、TIFFのファイルを一つ用意して、先ほどと同じように、Cドライブ直下にでも入れてみてください。こちらに、テスト画像も用意しておきました。 test.tif こんな感じになりましたか? そしたら、コマンドプロンプトを開いて、 C:\image_to_j2k.

    tsysoba
    tsysoba 2010/06/02
    JEPG2000は、普段使いのフォーマットじゃないからなあ(でもデジタルアーカイブ領域では使う)。これはありがたい。
  • パレート法則とリボン・スキャニング - 電子化

    日のお題:マイクロフィルムの電子化(スキャン)におけるいびつなコスト構造を理解しましょう。 *1 パレート法則とは、おおまかに言って、 20%のコストをかけたものが80%の利益を生み、80%のコストをかけたものが20%の利益しか生まない ということですね。(wikipedia:パレートの法則) マイクロフィルムのスキャンに関しても、パレート法則が有効かもしれません。 マイクロフィルムをロール1スキャナにかけると、ほとんど全部のコマをちゃんと検出していきます。感覚として、99%〜99.9%は成功するでしょう。かなり高い確率なのね、と思うかもしれません。 ところが、「99%〜99.9%成功」というのは、「0.1%〜1%の検出ミス」を意味します。1ロールに2400コマくらい撮影されているとすれば、少なくて2コマくらいの検出ミスで、多ければ20コマくらいですね。 ここで、リボン・スキャニング以

    パレート法則とリボン・スキャニング - 電子化