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ブックマーク / jam-014.hatenadiary.org (8)

  • ネットで実名活動をするときの実にささやかなリスク - 底抜け図書館大脱走

    しばらく前のことだが、職場で、同僚に声をかけられた。 「○○さん、『水死』を一番に予約していたでしょう!」 ウキャー、ダダ漏れじゃん、私の秘密。 水死 (100周年書き下ろし) 作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/15メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 79回この商品を含むブログ (79件) を見る さてさて、『水死』の予約情報からたどったのか、『私』の予約情報からたどったのかは不明だが、同僚(初老の女性)の行動は、やはり問題があるといわねばならないことだと思うのだが(利用者として図書館を利用する限り私もまたひとりの利用者なのだ)、そのあまりの屈託のなさに、私はこのことにかんして、いまのところ、何も言えずにいる。 『水死』などという陰気くさいタイトルのを発売前に予約して(それも区内で一番!)まで読む人間として同僚の目に映る「私」に、ある恥じ

    ネットで実名活動をするときの実にささやかなリスク - 底抜け図書館大脱走
    tsysoba
    tsysoba 2010/02/24
    個人情報保護を徹底するなら、どっちかというとこの方向の方が、論理的な気はする。
  • 公共図書館の新しい夜明け。 - 底抜け図書館大脱走

    《小学校の学区単位毎に何人かの地域委員を選び、選ばれた委員が自分たちの町づくりに当たる。委員を選び出すのは、自ら手を挙げて登録した選挙人。当選した委員は福祉、洪水対策、公園の管理などのテーマを決め、それに市が予算をつけて、委員会が執行することになる。》http://www.j-cast.com/tv/2010/02/12059973.html 名古屋市での河村市長を中心とした取り組みなのだけど。 選挙人システムにいささか癖があるが、市民参加型の新しい行政の形として可能性を感じている。 なんていうか「図書館の管理」にテーマを決めれば、これは『「図書館委員会(ライブラリー・ボード)」』に近いものになりそうではないですか? 「図書館委員会(ライブラリー・ボード)」というアイデアについて、もそもそと考え続けてきた。 図書館委員会という考え方自体に不満はないし可能性も感じているけれど、図書館と利用者

    公共図書館の新しい夜明け。 - 底抜け図書館大脱走
  • 児童文学を分類せよ - 底抜け図書館大脱走

    ドイツの児童文学作家アンドレアス・シュタインヘーフェルの『ヘラジカがふってきた!』 を読んだ。 ヘラジカがふってきた! (ハリネズミの箱) 作者: アンドレアス・シュタインへーフェル,ケルスティン・マイヤー,鈴木仁子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/11/11メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る同じ作家の『リーコとオスカーともっと深い影』が、なかなかよかったので、ほかの作品も読んでみたくなったから。(イ○ナミ書店もようやくケストナーばかりじゃだめだってことに気づいたか)リーコとオスカーともっと深い影 作者: アンドレアスシュタインヘーフェル,ペーターシェッソウ,Andreas Steinh¨ofel,Peter Sch¨ossow,森川弘子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/04/28メディア: 単行 クリック: 9回この

    児童文学を分類せよ - 底抜け図書館大脱走
  • 文明開化 - 底抜け図書館大脱走

    柄谷行人の『日精神分析』というを読んでいる。2002年のだが、読み落としていた。 日精神分析 作者: 柄谷行人出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/07メディア: 単行この商品を含むブログ (15件) を見る 前回の記事で、唐突に「文明」などという言葉を使ったのには、このを読んだインパクトによる。うまく消化できているとはとてもいえないけれど。 メモ代わりにいくらか関心を持ったことを引用しつつ書いておく。 キーボードでタイピングするという行為は、記憶の定着を高めるだろうから。 (『試験に受かる勉強術』参照ー注1) 『アメリカの日学者(思想史)、ハリー・ハルトゥニアンは明治から大正への言説の変化を、「文明から文化へ」という言葉で特徴づけたことがあります。文明がグローバルで普遍的なレベル、そして、政治経済・科学技術的なレベルにかかわるとすれば、文化とは、いわば、地域的で特

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    tsysoba
    tsysoba 2009/11/13
    文明史的転換期における図書館、という視点?
  • 「浅からぬ因縁」(フロム巨人の星) 市民図書館の生き残りと教会 - 底抜け図書館大脱走

    『公共図書館国会図書館に滅ぼされる日』というショッキングなタイトルの記事を読んだ。 http://sakuraya.or.tp/blog_t/index.cgi?no=559 国会図書館が蔵書すべてをデジタルアーカイブ化して……という、シュミレーションなのだけど、まあそうなると、市民図書館は素通りというか、存在価値は急速に下がるであろうことは、たしかなことと思われた。 市民図書館は、必要な経費と提供されるサービスの不釣合いが、問題になって、片方に、サービスに見合う経費削減(非常勤化、民間化)があり、もう一方に。コストに見合うサービスの提供を目指して、高機能化が模索されているといってよいと思うけれど、図書館界全体が高機能化を推し進めると、市民図書館があらためて存在価値を下げるということになると、つらい。 なんか高速道路ができて、経営不振に陥りそうな国道沿いの堂みたいだ。 さて、 現状の市

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  • ウーンとため息をつく。 デモよ 何度でも何度でもおいらに言ってくれよ 世界が破滅するなんて嘘だろ - 底抜け図書館大脱走

    http://d.hatena.ne.jp/toled/20090929 どうも自分の言葉で、この飛び込んできたニュースに対する気持ちや考えを書くことができそうにない。 そこで、いくつか引用することで、それにかえようと思う。 最近読んでいるアニカ・トールの『ステフィとネッリの物語』(4部作)で、巻頭に作者が日の読者へあてたメッセージから。 『日の読者の皆さまへ このが日で出版されることを とてもうれしく思います。 戦争と人種差別は人間を、 とりわけ幼い子こどもたちを襲い、傷つける、 邪悪でおそろしいものです。 人には皆、平和に生きる権利があり、 そして人はだれも、 人間として同じ価値を持っている、 と私は信じています。』 アニカ・トール この作品には、(私はまだ3巻目の途中を読んでいるところだけれど)、排外主義、人種差別的な思想を邪悪なものとする信念が基としてあるように思う。 海

    ウーンとため息をつく。 デモよ 何度でも何度でもおいらに言ってくれよ 世界が破滅するなんて嘘だろ - 底抜け図書館大脱走
  • つぶやき。 - 底抜け図書館大脱走

    tsysobaさんーFLU40については誤解があるような気もする waterperiod さんーでもU40セッションの意図を言葉尻しか取り上げず誤読している 誤解誤読というけどさ。 そもそも、 ≪全国の図書館関係者が東京に集う全国図書館大会。 その前日、10月29日(木)にイベントやります! この機会に日頃なかなか知り合えない、他県の人、他館種の人とつながりをひろげたい……。 そんな人たちのための、そんな人たちによる前夜祭です。 委託・指定管理など、いまの図書館の目の前の話は禁止。中堅からもっと若い人への説教も厳禁。明るい笑顔で図書館の夢を語るために集まってください≫ というような大胆なアイデアに満ちた、企画を立て、呼びかけの文章を書き、公表してしまえば、賛同者や理解者ばかりということにはならないということは、公表前から、「想定内」(一昔前の言葉で恐縮ですが)だったと思います。 感情的にむ

    つぶやき。 - 底抜け図書館大脱走
    tsysoba
    tsysoba 2009/09/06
    おお、はてぶコメントが取り上げられている。誤解がある気がしたのは、気のせいだった模様。コメント後半をスルーされたのは、ちょっと寂しかったり。
  • 怒りの大気に冷たい嬰児が立ちあがって - 底抜け図書館大脱走

    いささか気がめいって、話題の旬はとっくに過ぎ去ってしまったのだが、一応アップしとこうと思います。 図書館関係者、特に若手のあいだで盛り上がっているらしいのが下記のイベントである。 ≪全国の図書館関係者が東京に集う全国図書館大会。 その前日、10月29日(木)にイベントやります! この機会に日頃なかなか知り合えない、他県の人、他館種の人とつながりをひろげたい……。 そんな人たちのための、そんな人たちによる前夜祭です。 委託・指定管理など、いまの図書館の目の前の話は禁止。中堅からもっと若い人への説教も厳禁。明るい笑顔で図書館の夢を語るために集まってください。 【開催日時】 2009年10月29日(木)午後7時〜午後9時 【開催場所】 HUB(ハブ)日比谷店 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-6-8 松井ビルB1 電話03-3592-0309 【参加費用】1500円 (スタンディング席

    怒りの大気に冷たい嬰児が立ちあがって - 底抜け図書館大脱走
    tsysoba
    tsysoba 2009/09/05
    FLU40については誤解があるような気もする。ただ、図書館業界における、委託・指定管理に関する論調に対する批判・指摘としては、一読の価値ありかと。
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