2009-09-06 當山日出夫 NHKスペシャル取材班.『グーグル革命の衝撃』(新潮文庫).新潮社.2009 http://www.shinchosha.co.jp/book/128371/ この本の単行本は、出たときにすでに買っている。しかし、たった2~3年で、状況は大きく変わる。今、当面する課題は、ストリートビュー、そして、言うまでもなく、グーグルブックス。 おそらく、グーグルブックスをめぐる種々の議論は、そもそも出版とは、図書館とは、書物とは、読書とは、という限りなく根源的な問いかけをふくんでいる。また、そのようなものとしてとらえない限り、未来はみえない。ただ単に、グールグルと和解する/しない、離脱する、というレベル(まあ、確かに、出版社や著作権者にとっては、まずこの判断が必要ではあるが)では、本質的なことは議論できないだろう。 少なくとも、リテラシとメディア、という観点を抜きにし
『みんなの図書館』の最新号を読んでいたら、終わりのほうにこんな記述が出てきた(・∀・) 6月18日千代田の図書館を考える会 麹町区民館 6時半から 千代田区の図書館をどう評価するか/利用者調査をしたほうがよい/図書館従来型の評価をした方がよい/図問研的に評価する→調査 利用者調査・利用者インタビュー 特に「従来型の評価」ってとこにあきれた(-∀-;) 従来の貸出中心主義型を想定した評価項目のみを設定すれば、そりゃー千代田はダメダメでしょう。だって直営時代からダメダメだったんだもの。けど、それってぜんぜん指定管理者を批判したことにならないよねぇ(  ̄▽ ̄) 逆に、少しでも直営時代より貸出関係でも良くなってる数値が出たら、これはタイヘンなことになるのでは(σ・∀・) 餓島でボロ負けしたのに、「従来型」の戦法ばかり繰り返したた帝国陸軍とおなじになっちゃうゾ図問研は。 ノモンハンの敗戦を忘れたか。
〒164-0001 中野区中野2-28-1 プロスペア中野301 phone 03-6662-5896/facsimile 03-6662-5079 2007年に千代田区立千代田図書館が開館した時、多くのニュースに取り上げられ図書館関係者のみならず一般の人々にもその名は知れ渡りました。話題となったその理由は「図書館コンシェルジュ」や「新書マップ」、書店との連携など、従来の図書館とは一味も二味も違う魅力がそこにあったからでだと思います。今回の研修は図書館の立ち上げから携わった千代田図書館の元館長である柳与志夫氏に「指定管理者制度を選んだわけ」というテーマでお話を伺いました。 研修の結論を先取りしてしまえば、柳氏が指定管理者制度を選択した理由は、現在の公共図書館のあり方を変えるためと言えるでしょう。柳氏がいくつか提示した公共図書館の問題点(変えたかったこと)をいささか乱暴ではありますが、
半月ほど前、公立中学校の非正規職員の学校司書として勤められている方の実録同人誌を某所で入手してまいりました。そのサークルさんの本は初めて入手しましたが、学校図書館で働くことの楽しさも息が詰まるような苦しさも、どちらも赤裸々に綴られている重い内容でした。 学校図書館ってワンパーソンライブラリの宿命とはいえ、担当教員との相性がかなり仕事の要になってるっぽいのはちと辛そうだとか、管理職(校長や教頭)は逃げちゃあかんよ、とか、また、仕事へのプライドは主張しすぎると日本では遠吠えに聞こえてしまいがちだよね、とか、いくつか考えさせられる点はありました。 しかし、一番身につまされたのは、その学校司書が選書権はしっかり与えられていながら、経費支出の権限などがない故に、例えば折角選書した図書の発注が先述のような担当教員関係のトラブルで中断する等、ある局面で歯噛みするしかないというエピソードでした。 もう一つ
tsysobaさんーFLU40については誤解があるような気もする waterperiod さんーでもU40セッションの意図を言葉尻しか取り上げず誤読している 誤解誤読というけどさ。 そもそも、 ≪全国の図書館関係者が東京に集う全国図書館大会。 その前日、10月29日(木)にイベントやります! この機会に日頃なかなか知り合えない、他県の人、他館種の人とつながりをひろげたい……。 そんな人たちのための、そんな人たちによる前夜祭です。 委託・指定管理など、いまの図書館の目の前の話は禁止。中堅からもっと若い人への説教も厳禁。明るい笑顔で図書館の夢を語るために集まってください≫ というような大胆なアイデアに満ちた、企画を立て、呼びかけの文章を書き、公表してしまえば、賛同者や理解者ばかりということにはならないということは、公表前から、「想定内」(一昔前の言葉で恐縮ですが)だったと思います。 感情的にむ
2009-09-05 當山日出夫 いま、著作権の問題、ある意味で議論の軸になりそうなのが、三田誠広。その一方で、電子図書館(長尾真)があり、グーグルブックスがある。というような構図を、とりあえず頭のなかで構築しておいて、あれこれと、WEBを見てみる。 ただ、次のような文章を読むと、これを書いた人(三田誠広)はバカであると断じるに、やぶさかではない。 「100年後も作品を本で残すために」――三田誠広氏の著作権保護期間延長論 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0707/25/news057.html どこがどのようにバカであるかは、これから、(時間があれば)論じていきたい。しかし、このブログを読んでいるほどの人なら、わざわざ説明は不要かもしれないが。 WEBとデジタルの時代に、新しい出版ビジネス、コンテンツ流通のモデルを語ろう、この方がよっぽど生産的
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