今月6日、茨城県つくば市を襲った竜巻について、専門家が調査した結果、局所的に風速100メートル以上と、国内の記録では最大級に達していた可能性があることが分かりました。 今月6日、茨城県つくば市を襲った竜巻について、突風災害に詳しい東京工芸大学の田村幸雄教授は、住宅がコンクリートの基礎ごと転倒し、風で引きずられるように移動した現場に注目し、この住宅が倒れる風速を調べました。 住宅は、材料や寸法などから、重さが50トンから60トンと推定され、模型を使って実験したところ、風速100メートル以上に当たる風速で転倒し、そのまま風で引きずられるように移動しました。計算では、風速108メートルから120メートル、時速400キロ前後という結果で、竜巻の風速としては国内最大級に達していた可能性があります。 気象庁は、この竜巻について、竜巻の規模を示す藤田スケールと呼ばれる尺度で風速50メートルから69メート