■余った時間で商品開発「まちを元気に」 人と一緒に作業する「協働ロボット」を早くから導入し、業務の効率化に成功した市川町の町工場が注目されている。同町神崎の金属加工会社「ファイブ・ストレート」。従業員はディレクターの品川太志さん(42)ただ1人だが、余った時間を使い新たな商品を次々と生み出している。昨年からは同町のふるさと納税の返礼品も製作。まちを盛り上げようと、寡黙な「相棒」と二人三脚で奮闘している。(喜田美咲) 「ウィーン、ガァーガァー」。広さ約330平方メートルの小さな工場内に、高低さまざまな稼働音が響く。作業するのは人ではなく、高さ2メートルほどのアーム型ロボット。工作機械に鉄材をセットし、削り終えたら取り出す。この作業を黙々と繰り返している。「真面目で休憩も取らない。働き者の仲間です」。品川さんが自慢げに紹介してくれた。
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