2011/04/06 18:22 Category:雑誌記事 『サンデー毎日』2001.4.15 陸上自衛隊が極秘に作成した宗教団体リスト 顕正会・幸福の科学・統一協会‥‥(1/2) 信教の自由と組織防衛のはざまで、防衛庁が揺れている。強烈な信仰が、時として自衛官に守るべき規則を破らせ、暴走させるからだ。個人と組織のせめぎ合い──そこに明確な「答え」はない。本誌が入手した陸上自衛隊作成の資料をもとに、改めて自衛官の信仰を考える。 東京地裁の425号法廷。昨年12月20日、被告の妻として証言に立ったその女性は、こう述べた。 「夫は新興宗教にのめり込み、人間性を変えられてしまいました」 夫とは、元海自三佐で、在日ロシア大使館の海軍武官ボガチョンコフ大佐に防衛庁作成の秘密文書を渡したとして自衛隊法違反の罪で起訴された萩嵜繁博被告(38)懲役=10月の有罪確定=である。萩嵜被告は、子供の病気に悩