日本が“太陽光ブーム”に沸いたのは2009年。 家庭用の太陽光発電を普及させるための制度を国が導入し、太陽光発電は一気に身近なものになりました。 それから10年余り。住宅の屋根などに設置したパネルを取り外したいという人が、今後、急増するとみられているのです。 でも、パネルって、どう処分したらいいのでしょうか? 太陽光パネルの“終活”。徹底取材しました。 (仙台放送局記者 高垣祐郷/おはよう日本ディレクター 石川理詩)
今年4月27日、横浜市都筑区にあるオズコーポレーションでビンテージカーのテスト走行が行われた。車は、BMW「Isetta(イセッタ)」。前方2輪、後方1輪の変形3輪自動車で、日本にもファンは多い。この車が音もなく走る。なぜ、「音もなく」なのか。それは、この「Isetta」が電気自動車だからだ。 「心臓」は「リーフ」から移植 「Isetta」は1950年代半ばにイタリアの自動車メーカー、イソが生産したミニカー。ライセンスによりスペイン、ベルギー、フランス、ブラジル、ドイツ、イギリスでも生産された。中でも、ドイツBMWによる生産台数が圧倒的に多いため、「Isetta」=ドイツ車と誤解されることもある。 全長2.3m・全幅1.4m・全高1.3mという小さな車体。現在の規格では「軽」だが、この車が輸入された当時の規格がそのまま適用されているので、普通車扱いだ。一番の特徴はそのドアで、車体前面が冷蔵
米国のソーラー・ウインド・エナジー・タワー社が商用レベルで世界初の「太陽-風力下降気流タワー」を開発して、南部のアリゾナ州に第1号の発電所を建設する(図1)。米国とメキシコの国境にあるサンルイス(San Luis)市で4年後の2018年に運転を開始する予定だ。 サンルイス市に建設する発電所はタワーの高さが686メートル(2250フィート)で、1時間あたり最大で125万kWh、平均で43.5万kWhの電力を供給することができる。総発電量は1年間で38億kWhに達する。火力発電所の発電量と比べると大規模な60万kWクラスに相当する。 この発電設備の特徴は太陽熱と風力を組み合わせたハイブリッド方式にある。円筒形のタワーの最上部では太陽光による熱で空気を温める一方、タワーの内部にある噴射システムから冷却水を霧状に放出する。温かく乾いていた空気が蒸気を吸収して冷たく重くなると、時速80キロメートル(
地下水から汚染物質を取り出す浄化処理。運用費用は少ないが、10年以上を要する。清水建設は、地下水から熱エネルギーを取り出すことで、浄化処理の速度を上げ、同時に空調費用を削減する技術を開発した。 大量に利用される地下水。だが、地下水の能力が十分引き出されているとはいえない。ここでいう地下水の能力とは、地下水が持つ熱だ。 地下水は年間を通じてほぼ一定の温度が保たれているため、気温との温度差が生じる。この温度差からエネルギーを取り出せるはずだ。だが、温度差は小さい。発電が可能な温度差ではない。他の利用法はないだろうか。 清水建設は地下水の熱エネルギーを補助的に使うことで、地下水浄化処理が素早く進み、加えて空調用電力を削減できる技術「ヒートポンプ併設型VOC汚染地下水浄化システム」を開発した。1.5m×0.7mのヒートポンプを既存の汚染水浄化システムに取り付けることで利用できる。 地下水の熱と空調
前回は、日本の海洋エネルギーの概要と波力発電を紹介した。今回は潮流・海流そして温度差発電の開発状況を解説する。海洋資源の象徴とも言える黒潮や、膨大な賦存量を誇る表層と深層の温度差をいかに活用するかのチャレンジである。 潮流・海流は、一定以上の速度で流れる海水のエネルギーを利用する。風力発電と同じ原理でエネルギー設備としての技術的な課題は小さく、空気(風)に比べて海水は800倍の密度を持つ。一方で、その高密度ゆえに羽根の長さに限界がある。また潮流・海流は速度が遅く、秒速2m以上の場所の確保がポイントになる。 潮流は太陽、地球、月の重力の影響を受けて、1日に4回生じる潮の流れを利用するもので、特定の海峡や水道で生じる。場所は限定されるが、陸に近く送電投資負担は相対的に小さく、潮の流れは予想できる。 海流は、偏西風などにより生じる幅百km以上に及ぶ長大な流れで、膨大なエネルギーを持つ。常に一定方
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く