[ニューヨーク 24日 ロイター] 米ワーナー・ミュージック・グループが、動画共有サイトのユーチューブとの提携を解消し、傘下アーティストのすべての音楽ビデオクリップを同サイトから削除することになった。 CDの売り上げが大きく落ち込み、デジタル音楽の成長も鈍化する中、音楽会社は動画サイトへのビデオ配信が収入を伸ばす鍵とみる。 しかし、調査会社コムスコアの統計では、米国でのユーチューブ利用は10月だけで1億ユーザー以上と、マイスペースと並んで若者が音楽に触れる最も重要な手段の一つとなっているだけに、音楽会社も強い立場で交渉しづらいのが現実だ。 世界第3位の音楽会社であるワーナーは2006年、大手としては初めてユーチューブと提携し、人気バンドのレッド・ホット・チリ・ペッパーズやラッパーのT.I.のビデオ配信を開始。この提携は、米グーグルによるユーチューブ買収以前に合意されたが、業界関係者によると