本棚に立てられた洋書の背文字は読みにくい 本の顔、といえば普通は表紙だろう。単行本に限らず、雑誌も含めたいわゆる出版物の表紙はそれぞれに凝ったデザインになっていて たとえば学術書なら重厚な感じだったり、娯楽書なら遠くからでも目を引く様なデザインだったりでそれぞれ装幀家の腕の見せ所だ。 ハードカバーの本には全体にジャケットがかぶせられている事も多く、その場合はジャケットの下の表紙本体は地味な事が大半で、 化粧をした一見美人の女性が実はすっぴんは地味だったりするのと同じようなものだ、などと思う。 でも、せっかく見栄えよく作ってもらっている本も本屋に並んでいる時は背表紙しか見えないのが普通だ。 売れ筋の本は本屋では平積みされていて表紙が見える事も多いが、自宅の本棚や図書館などで書架に並べられた状態では背表紙しか見えない。 最近の図書館はたいていオンラインで蔵書検索ができるし、コンピュータ制御