最新の研究によるとプラナリアは、頭を切断してもなお、頭が再生してしまえば切断される以前の記憶を維持したままとなることがわかった。 米マサチューセッツ州にあるタフツ大学の研究者 Michael Levin と Tal Shomra はプラナリアに秘められた驚くべき能力を発見し実験によって証明した。 扁形動物のプラナリアは著しい再生能力を持つ。彼らには、人間と比較するとシンプルではあるが臓器や体組織の多く持ち、これらの中には比較的複雑な構造の脳も含まれている。切断した断片から完全に再生することができ、その著しい再生能力のため古くから研究されている。 wikipedia-プラナリア 体表に繊毛があり、この繊毛の運動によって渦ができることからウズムシと呼ばれる。淡水、海水および湿気の高い陸上に生息する。 プラナリアの再生能力は著しく、ナミウズムシの場合、前後に3つに切れば、頭部からは腹部以降が、
錆びることなく永遠の光を放つ鉱物・金(ゴールド)。人類は金に魅了され、ヨーロッパでは金を生み出そうと本気で研究されたこともあった。結局、金を生成することはできなかったが、この錬金術が今日の科学の根底にあるとも言われている。 そして科学が発展した現在。ついに金を生み出す方法が見つかったそうだ! なんとある細菌が純金のウンコを出すことがわかったのである。 金のウンコを出す細菌について発表したのはアメリカのミシガン州立大学の研究チームだ。微生物学専門のKazem Kashefi教授と電子工学が専門のAdam Brown助教授がこの細菌を発見したという。細菌が出すウンコは24K。つまり純金である。 細菌の名前はCupriavidus metallidurans。この細菌は自然界に存在する毒物「塩化金」を消化し純金を排泄することがわかった。細菌の存在は知られていたが、毒劇物に対する抵抗力がここまで強
ニューヨーク(New York)のサウス・ストリート・シーポートの「BODIES...The Exhibition(人体展)」に展示される人体標本(2011年2月2日撮影)。(c)AFP/TIMOTHY A. CLARY 【2月7日 AFP】人類の脳の大きさが過去3万年で縮小しているとの研究結果が米科学誌ディスカバー(Discover)に発表された。科学者たちは、これは知能が低下しているのではなく脳がより引き締まり効率的になった「進化」ではないかと主張する一方、戸惑いも見せている。 欧州、中東、アジアで発掘された頭がい骨を測定した結果、現生人類「ホモ・サピエンス(Homo sapiens)」の脳の平均サイズは、3万年前と比べて約10%縮小し、1500立方センチメートルから1359立方センチになっていた。縮小はテニスボール1個分に相当する。 ■「生存の危機」なくなったのが縮小の原因か? 3万
2011年はどんな年になるんでしょう? どんな科学技術の進歩があるんでしょう? わくわくしますね。 2011年の科学的大発見はまだ発表されていないので、2010年の科学的事件TOP10を振り返ってみたいと思います。 以前にギズモードで紹介した内容については、リンクをつけておくので詳しく知りたい方は、そちらもどうぞ。 世界初の本物の色の恐竜(ギズモードの記事) いままで恐竜の絵に表現されていた色は推定に過ぎませんでした。 しかし、アンキオルニスの色は今までの推定とは違います。 化石にメラニン色素を含む羽毛細胞が発見され、そのメラニンの組成を調べて、現在の鳥の羽毛細胞と比較することで色を特定しました。 全体的には灰色、頭頂部と喉にある斑点は明るいオレンジ、羽に白い模様が入っていると考えられています。 人工生命体?! (ギズモードの記事) クレイグ・ベンター研究所では5月、人工ゲノムを作ることに
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まだ最終結論までは出てないんですが... 米国はモンタナ州ボーズマンにあるロッキーズ博物館におきまして、恐竜界でも非常に有名なトリケラトプスが、実はトロサウルスの子どもの頃の姿に過ぎないという衝撃の発表が先月出されて以来、何かと物議を醸しているみたいです。えっ、お馴染みのトリケラトプスという名前も消えちゃうのかな? どうやら1800年代後半にトリケラトプスとトロサウルスの両方を発掘したオスニエル・マーシュ古生物学者が、そもそも2つの全く異なる形にしか見えない化石を見て、別々の恐竜として発表してしまったのが事の始まりだったようですが、ロッキーズ博物館の古生物学者であるジャック・ホーナーさんおよびジョン・スカネラさんの両名が、改めて29のトリケラトプスの頭蓋および9のトロサウルスの頭蓋の化石を徹底調査した結果、トリケラトプスとトロサウルスは同一種であり、トリケラトプスが成長を遂げたものがトロサ
22億年前の「超温暖化」は地球に何をもたらしたのか?(1) 2010年8月27日 環境サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィード環境サイエンス・テクノロジー 1/3 (これまでの 山路達也の「エコ技術者に訊く」はこちら) ここ10年ほどの間、「スノーボールアース仮説」が大勢の科学者によって支持されるようになってきた。地球全体が氷で覆われる「全球凍結」という現象が、過去には何度も起こったのだという。特に22億年前の全球凍結後には、地球大気の酸素濃度が急激に上昇し、我々を含む真核生物が誕生する契機になったとも言われている。いったい22億年前の地球では何が起こったのか? 東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻の田近英一博士にお聞きした。 地球全土が凍り付く「全球凍結」が何度も繰り返されてきた! ──はるか昔の地球で起こったと言われる「スノーボールアース」の研
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3月28日 農業は地球の環境悪化の緩和に重要な役割を果たす フランス農学・獣医学・林学研究院 アグリニウム会長 マリオン・ギュー 氏 3月8日 近未来SF漫画で描かれるテクノロジーの未来 漫画家 山田胡瓜さん 12月28日 「世界中の望遠鏡が協力して中性子星合体を観測 ―重力波と光の同時観測『マルチメッセンジャー天文学』の幕開けは、何を意味するのか?」 理化学研究所仁科加速器研究センター 玉川 徹 氏 5月1日 「次のアインシュタインはアフリカから」―フォーラム「NEF」第2回会合開催 国際部 4月20日 《JST主催》『女性研究者と共に創る未来』公開シンポジウムを開催 「科学と社会」推進部 4月13日 《JST共催》『ひかり×ひと』-『情報ひろばサイエンスカフェ』で大学院生と中高生らが語り合う 「科学と社会」推進部 4月11日 信頼できるがんの最新情報を届ける ―国立がん研究センターとヤ
前の記事 「ハチドリの驚異的な飛行性能」を目指す超小型ロボ(動画) 新型の発見で「ブラックホールの進化」が明らかに? 2009年7月 3日 Hadley Leggett Image: Heidi Sagerud これまでに特定されているブラックホールの大きさは2種類しかない。質量の小さなものと、きわめて大きなものだ。研究者たちは長らく、中規模のものも存在するはずだと推測してきたが、これまで1つも見つけられなかった。 天体物理学の専門家らがこのほど、初の「中間質量ブラックホール」と見られるものを確認した(上の画像はアーティストによる想像図)。その質量は少なくとも太陽の500倍とされる。このブラックホールを見出したのはフランスの宇宙線研究センター(CESR)の研究チームで、場所は、地球から約2億9000万光年離れた銀河の中だ。 この規模のブラックホールが発見されたのは初めてのことだ。7月2日付
「男性は絶滅の道をたどっている」という、ヒト性染色体の研究者であるオーストラリア国立大学のジェニファー・グレイヴス教授の発言が波紋を呼んでいます。 進化の歴史の中でY染色体上の遺伝子数は特筆すべきペースで減少しており、将来的には消滅する可能性があるとのこと。未来の人類はX染色体しか持たない、メスしかいない種となってしまうのでしょうか? 詳細は以下から。Men on road to extinction - Telegraph オーストラリア国立大学のジェニファー・グレイヴス教授は「Y染色体は消えつつあり、500万年以内に消滅してしまう可能性がある」とアイルランド王立外科医学院で行われた公開講義で医学生たちに語りました。しかしこれは決して人類の滅亡を意味するわけではなく、将来的には「新人類」が誕生する可能性すらあるとのこと。Y染色体上の重要な遺伝子を持っていないにもかかわらず生殖できる齧歯類
現在主流となっているリチウムイオンバッテリーに続く新たなバッテリーとして、燃料電池や遺伝子操作したウイルスを用いた電池などが挙げられていますが、新たに「空気から充電できるバッテリー」が登場することが明らかになりました。 にわかには信じられないようなバッテリーですが、はたしてどういう原理で充電できるのでしょうか。また、このバッテリーは従来の10倍のエネルギー量を実現できるようです。 ※17:18に追記しました 詳細は以下の通り。 World's first battery fuelled by air - Telegraph この記事によると、現在イギリスのセントアンドリューズ大学で携帯電話やノートパソコン、電気自動車などに向けて「STAIR(St Andrews Air)バッテリー」という革命的な充電池が開発されているそうです。 このバッテリーは基本的に従来のものと同じ方法で電力を蓄える仕
1億年以上前の初期の哺乳(ほにゅう)類の進化は、大陸移動と密接に関係していることが東京工業大の研究で明らかになった。当時の地球を覆っていた超大陸が3つに分裂したことで、人類の遠い祖先でもある高等哺乳類は3グループに分かれたとする新説だ。ゲノム(全遺伝情報)分析と地質学の融合で、従来の常識を覆すダイナミックなシナリオが描かれた。(長内洋介) ≪ゲノムを分析≫ 哺乳類は恐竜時代の約2億年前、爬虫(はちゅう)類の一部が進化して誕生した。卵を産むカモノハシなどの「単孔目」が最も原始的なタイプで、次いで母親が腹の袋で子を育てるカンガルーなどの「有袋目」が出現。約1億4000万年前には、胎盤を持つ高等な「有胎盤類」が生まれた。 現在の哺乳類の大半を占める有胎盤類は3系統に大別される。(1)北米・ユーラシア(旧ローラシア)大陸が起源で、ヒトやネズミなどが属する「北方獣類」(2)南米大陸が起源で、アリクイ
前の記事 Google障害:「世界の全トラフィックの5%が消失」した時のグラフ 「地球外生命体を光で探す」新手法 2009年5月18日 Brandon Keim 比較的地球に似ているとされる太陽系外惑星『グリーゼ581c』 Karen Wehrsteinによる想像図。Image: NASA 光が光合成細胞に反射する際に残す、光子の特徴的な痕跡。これを計測することが、近い将来、地球外生命体を探索する新たな手法につながるかもしれない。 「太陽系内で、その惑星に生命が存在するかどうかを高確率で判定できる方法は何かと考えた場合、生命発見の手がかりに使える可能性があるのは円偏光だ」と話すのは、宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)の宇宙生物学者Neill Reid氏だ。 生命を見つける手がかりとしてはほかにも、生物学的なプロセスによって生じるガスや、放射線耐性を持つ微生物が反射する赤外線などが候補に挙が
海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)を徹底的に研究した上で、おすすめ比較ランキングにまとめてみました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX業者で口座
前の記事 相互通信する電気二輪自動車『PUMA』 セグウェイとGM 小惑星の衝突から地球を守る方法7選 2009年4月 8日 Brandon Keim 「重力牽引宇宙船」の想像図、Image: NASA 3月初め、超高層ビル並みの大きさの小惑星が、地球から8万キロメートルと離れていないところを通過した。宇宙レベルでは間一髪という距離だ。もし衝突していたら、1908年にシベリアのツングースカで約2000平方キロメートルの範囲の樹木をなぎ倒した天体爆発(日本語版記事)と同等の規模になっていた可能性があった。 [時事通信の記事によると、地球との7万2000キロで、地球―月間の約5分の1。地上から見ると、静止衛星軌道の倍の高さの所を通過した。直径は21〜41メートルと推定されている] 2004年には、地球近傍小惑星アポフィス(日本語版記事)も見つかっている[直径は約300メートルで、一部の衛星軌道
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