「150万円でも元が取れる」は本当か 東京都は、5月24日に新築住宅への太陽光義務付けの条例案をまとめ、いま意見公募をしている。大手住宅メーカー約50社に対して、販売戸数の85%以上に太陽光パネルの設置を義務付けるというものだ。都内の新築住宅の半数強が対象になるとみられる。 国土交通省の資料を見ると、150万円の太陽光発電システムを設置しても、15年で元が取れることになっている。どうしてそうなるのか、調べてみよう。 資料自体は下図のようになっていて、計算は一応出ているが分かりにくい。 国土交通省資料より https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001402197.pdf そこでエクセルを使って次の表のAとしてまとめてみた。 説明しよう。 まず、太陽光発電の年間発電量が6132kWh(kWhはキロワット・アワーと読む。1キロワット