画像は「getty images」より 1957年、当時プリンストン大学の大学院生だったヒュー・エヴェレット3世は、その後の物理学的な宇宙観に大きな影響を残すアイデアを発表した。「多世界解釈」である。量子力学の観測問題への1つの解釈として提示されたコンセプトだが、その壮大な宇宙観はSF的想像力を刺激し、さまざまな文学作品・映像作品で取り扱われてきた。ただそのせいもあり、多世界解釈は荒唐無稽なアイデアだと見なされることも少なくない。 ところが、この度、パラレルユニバース(平行宇宙)が存在する物理的な証拠が発見されたというから驚きだ。英紙「Daily Star」(5月17日付)によると、NASAの南極衝撃過渡アンテナ「ANITA」が、時間を逆行してやってきた粒子を検知したというのだ。 時間の逆行とパラレルユニバースの関係について説明する前に、まずは観測された粒子がどれほど異質なものか簡単に説明
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