猪飼 周平 (一橋大学准教授)/著 2010年04月発売 A5判上製カバー付 , 336ページ 定価 4,400円(本体 4,000円) ISBN 978-4-641-17359-0 The Theory of the Hospital Century 社会政策・社会保障 > 社会政策 経済史 > 経済史その他 20世紀の日本の医療システムを理論的・歴史的に位置づける力作。現代人がイメージする「病院」での治療などの価値,機能,制度は,20世紀に導入され,作られたものであることを明らかにし,これからの医療に必要な歴史的視野にたった政策展望を提示する。 20世紀の医療は,その中核をなす制度としての「〈病院〉の世紀」であった。そして,医療システムが「生活の質」に結びつけて評価され,地域社会に戻りつつある現在,その「病院の世紀」は終焉を迎え,日本はいま医療システムの1世紀ぶりの大きな変動期に入って