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ブックマーク / spqr.hatenablog.com (2)

  • 『英国メイドがいた時代』が繋がっていくテーマの補足 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    私は「英国の歴史的な家事使用人」の研究を10年以上続ける立場で、彼らの職種や転職事情、仕事の詳細や労働環境、そして個々人の生き方に強い関心を持ってきました。今回、夏コミ新刊の『英国メイドがいた時代』前半はその延長で作っていますが、後半は「家事使用人」から「家事労働者」へと名を変えた職業が、1980年代以降に英国で復活した現代事情も扱っています。 現代事情を扱うのは正直なところ、非常に難しいです。それでも、今回は「家事使用人の延長として語りえる要素」「読んだ方々に、現代との比較を想起させる要素」を選択して盛り込みました。その中で、ページ数や締切という制約もあって、現代に繋がるところで「ここにも繋がっている」と細かく言及できなかった点が3つありますので、補足として記します。 私が学ぶ「歴史的な家事使用人」が照らしえる領域は非常に広く、少しでも顔を上げると様々なジャンルの学問との重なりがあります

    『英国メイドがいた時代』が繋がっていくテーマの補足 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • 日本の英国メイド関連本の刊行30年史 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    英国メイド(家事使用人を含む)関連書籍の歴史の整理の一環です。まずはメイド関連の知識が掲載されている資料の変遷を暫定的に公開します。語感がいいので30年史にしていますが、厳密ではありません。私が把握する限りなので、すべてではありません。 1980〜1990年代:「貴族の屋敷」と「生活史」の範疇 『路地裏の大英帝国』(1982年) 『英国生活物語』(1983年) 『英国のカントリー・ハウス』(1989年) 『生活の世界歴史10 産業革命と民衆』(1992年) 『英国貴族の館』(asin:4062050900)(1992年) 『台所の文化史』(1993年) 『イギリスのある女中の生涯』(1994年) 『19世紀のロンドンはどんな匂いがしたのだろう』(1997年) 『英国貴族の邸宅』(1997年) 『英国ヴィクトリア朝のキッチン』(1998年) 『英国カントリーハウス物語』(1998年) 『図

    日本の英国メイド関連本の刊行30年史 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
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