成功体験と自分への過信 過去の成功体験は自信にもなれば足枷にもなります。成功を重ねて行くほどに“勝利の方程式”は確固たるものとなり、自信は過信になります。 死ぬまで自分の“勝利の方程式”が通用する人はごくわずかで、ほとんどの場合、どこかで壁に突き当たります。どうせ壁に突き当たり苦悩するのであれば、それは早ければ早い方が良いと私は思います。 過信の雪玉は自分では壊せません。誰かに叩き割られるか、自分の重さに耐えられなくなって自壊するかです。 仕切り直し 私が通っていた高校は、所謂進学校でした。当時まだ親に従順だった私は、父の勧めるままにその学校を受験しました。中学校の担任からは無理だと言われた学校でしたが、何故か合格してしまったことで、私はその後の三年間を苦しみ抜くことになります。 試験に時の運が介在することは稀なのでしょうが、私にはそれがありました。勉強していたところが驚くほど的中したので