2月14日に「Akamai Connected Cloud」を発表し、クラウドコンピューティング事業への参入を発表した米Akamai Technologies。同社が2022年に買収したIaaSベンダーの米Linodeが持つリソースを活用したもので、世界各地に機能が異なるリージョンを分散配置することから、低遅延なサービスを提供できる点が特徴という。 とはいえ、パブリッククラウドはいわゆる「ハイパースケーラー」、例えばAWSやAzure、Google Cloudといった“3大クラウド”などがシェアを占めている状態だ。Akamaiのトム・レイトンCEOも、3月2日の事業戦略発表会で「ハイパースケーラーの方がキャパシティー・スケールを持っている」と話す。にもかかわらず、今からパブリッククラウドに挑戦するのはなぜか。 特徴は「分散」、IoTやコネクティッドカーなどで利用見込む Akamai Con