ビッグデータの活用は未開の領域 NECが2月13日、ビッグデータ関連事業の取り組みについて記者会見を行い、この領域のさらなる事業創出に向けて、製品・サービスの強化、全社横断の戦略プロジェクトの立ち上げ、専門要員の強化・育成を図っていくと説明した。 その具体的な内容については、すでに報道されているので関連記事等を参照いただくとして、ここでは原点に立ち返って、ビッグデータの活用は多くの企業にとって本当に必要なのか、という視点で考えてみたい。 NECの山元正人 執行役員常務は会見で、同社が考えるビッグデータとして、まず社会の情報量が2025年には2006年の200倍に増加するという調査機関の結果を紹介。その内容が、企業内や企業間、各種のセンサーやデバイス、各種メディアから、さまざまなタイプのデータになって大量生成されるようになるとの認識を示した。 そのうえで、山元常務はこう語った。 「現時点でも