武田薬品、ｉＰＳで逆襲狙う 山中教授とタッグ、研究費２００億円 （産経新聞） - Yahoo!ニュース人工多能性幹細胞（ｉＰＳ細胞）を活用した創薬や治療をめぐり、国内製薬最大手の武田薬品工業がノーベル賞受賞者、山中伸弥教授率いる京都大学ｉＰＳ細胞研究所（ＣｉＲＡ）とタッグを組んだ。心臓病や糖尿病の治療などを共同で研究し、武田が１０年間で２００億円の研究費を投じる包括提携を締結したのだ。主力薬の特許切れや新薬候補の相次ぐ失敗に苦しむ武田はｉＰＳ細胞を成長シナリオに取り込むことで逆襲に転じる。（西川博明） ◆ビジョンは一致 「７カ月前に出会ったばかりだが、ｉＰＳ細胞を使って新しい医療を作りたいというビジョンが完全に一致した」。今年４月、包括提携を発表した東京都内での記者会見で山中教授はこう説明し、武田のクリストフ・ウェバー社長との信頼関係が提携の背景にあることをうかがわせた。 大規模な提携にするとの思惑も一致。心不全や糖尿病、神経疾患、がん免疫治療法など研究テーマは多岐にわたり、今秋にも
