日本を代表するアウトドアブランドを一代で築き上げたスノーピーク・山井太社長と、インバウンドメディアで急成長を続けるスタートアップ、MATCHA・青木優社長の2人が、これからの観光ビジネスの行方、新しい市場をつくり出すために必要なことを語る。 (左)山井太・スノーピーク 代表取締役社長 (右)青木優・MATCHA 代表取締役社長 ――スノーピークは、自治体向けのコンサルティングなど地方創生事業を強化しています。インバウンド(訪日外国人)観光については、どう見ていますか。 山井 少子高齢化、人口減の時代となり、日本の将来について暗いイメージを持つ人が多くなっています。しかし、私は日本の将来を悲観してはいません。 実際に調べてみると、中国、インド、アメリカなどを別にすれば、ほとんどの国が日本よりも人口が少なく、それでいて人間的な生活という側面で見たら豊かな国はたくさんあります。 経済的に言うと、
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