「全日本」(3日、後楽園ホール) 9年8カ月ぶりに実現した宿命のライバルの一騎打ちは、秋山に軍配が上がった。第44代王者・秋山準(42)に大森隆男(42)が挑戦した3冠ヘビー級選手権試合は、秋山が奥の手のスターネスダストαで大森を完全KOして2度目の防衛に成功。試合後、武藤敬司(49)を呼び込んで「オレとやって下さい!」と挑戦を迫り、受諾した武藤と握手を交わした。 超満員札止め。立すいの余地もないほど埋め尽くされた聖地・後楽園ホールが、待たされたファンの思いを表していた。 ともに00年、全日本を退団してノア旗揚げに参加したが、大森は03年に離脱。2日前に全日本に再入団した。タッグでは昨年8月29日の「ALL TOGETHER」で再会したが、一騎打ちは02年6月12日にノアの後楽園大会で引き分けて以来になる。 大森のエプロンからのショルダータックルをかわして鉄柵に突っ込ませた秋山は、