『24』のキーファー・サザーランドが『HEROES』のクリエイター、ティム・クリングとタッグを組んだヒューマン・ミステリー『TOUCH』。キーファーは無言症の息子とコミュニケーションを取りたい一心で奔走する父マーティンを演じているが、その吹き替えを担当するのはもちろん小山力也さんだ。『24』の頃からもう10年以上、キーファーの声を担当している小山さんだからこそ感じる彼の変化、作品の魅力、そして小山さん自身の仕事へのこだわりとは――。 ―― 『TOUCH』を見た最初の印象は? 今まで吹き替えの仕事はいろいろとしてきたんですけど、過激な作品も多いんですよね。最近は特にその過激さを追及する方向性の作品が増えてきてる気がします。そんな中でこのドラマは異色の作品で、「よくこんな作品作ったな、冒険したな」と思いましたね。 ―― その過激な作風の流れを作ったのはある意味『24』だったと思うのですが、その