今思い返すと、声優になりたての頃の私はとても我儘だったなと思います。 「声優」とひとことで言っても、色々な種類の「在り方」があります。 そんな「声優」のなかでも私は「お芝居をする人」で在りたいと常に思っています。 今から声優像の話をしますが、その上で理解をしていただきたいのは、今から話す「富田美憂のなりたい声優像」以外が悪だということでは決してなく、人それぞれだと言う事です。 私はデビューしたその時から、「声の職人」になりたいと思って生きてきました。 マネージャーさんは私の今後を考えてくださり、声優としてのお芝居の場から、表に出てキャラクターを背負って歌ったり踊ったりする場まで、色々なお仕事を与えてくださろうとしていました。 その考えはとてもよくわかります。すべてのことが将来の自分の経験になる。常に私のことを想ってお話しいただいています。 でも私はそのお仕事を全てを受け入れるわけではなく、
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