海上自衛隊の護衛艦と共同訓練を続けているアメリカ軍の空母が、16日夕方の時点で長崎県の沖合を北上していて、今後、朝鮮半島周辺の日本海で韓国軍と共同訓練を行う見通しです。空母が日本海に展開するのはことし6月以来で、北朝鮮へのけん制を強める狙いがあると見られます。 アメリカ軍の空母は、今月6日に寄港先の香港を出港しあと、台湾の南のバシー海峡周辺で海上自衛隊の護衛艦と合流し、沖縄周辺の太平洋で共同訓練を行ってきました。そして、15日から沖縄周辺を離れて東シナ海を北上していたもので、空母は、16日夜中に護衛艦と分かれて、日本海に展開する見通しです。 朝鮮半島の周辺海域では、16日から5日間の日程でアメリカ軍と韓国軍の共同訓練が行われていて、空母も日本海に展開したあと参加する見通しです。 アメリカ軍の空母が日本海に展開するのは、ことし6月以来で、核とミサイルの開発を進める北朝鮮へのけん制を強める狙い