1国2制度で高度な自治が認められてきた香港で、中国政府が高速鉄道の駅に中国本土への出入りを管理する施設を設置する見通しになったことについて、中国政府に批判的な民主派の市民団体がデモ行進を行い「香港を守れ」などと訴えました。 香港ではことし後半に中国南部の広東省との間を結ぶ高速鉄道が開通する予定ですが、中国本土への出入りを管理する施設は中国政府が香港側の駅に設置する見通しになっています。 1国2制度のもと、香港では中国政府による法の執行が認められていませんが、民主派からは香港の駅で中国政府の職員が中国の法律に基づいて出入りを管理することについて「香港を再び割譲するのと同じだ」などと反発が広がっています。 デモでは参加者が繁華街の大通りで横断幕を掲げたりシュプレヒコールを上げたりして「香港を守れ」などと訴えていました。 参加した30歳の男性は「このままでは香港が壊されてしまう」と話していました
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