問屋制家内工業は、原料貸し製品受け工賃払い。 製品仕入れの問屋は、加工サイドに加工工賃しか払わない。 設問では、「お金を前貸し」と書かれているが、契約は加工業者の受け取る「材料」を問屋から借りている。(加工業の業務形態の変遷であって)材料費の支払い実態は問わない。 この制度の前の、家内制手工業は、原料買取(売渡)製品売り(買い)で、問屋側からいうと原材料費込みの製品の価格になる。 よって、問屋は加工業者には製品1個当り安い金額しか払わない。 そして、次の工場制手工業では、出来高払いが基本だが、賃金労働の概念が生まれる。製造業での労役コストの概念。
