そのお店は足立区にある。JR赤羽駅からバスに乗って30分ほど揺られていくと、気がつくとそこはもう“東京”というよりも“郊外”といった方がしっくりくるような風景に変わっている。 バスを降り、なんとなく全体的に色褪せたような独特の寂寞感を感じさせる町並みを進んでいくと、その店はある。店名は「デザインアンダーグラウンド」。70年代の家電をメインに扱うショップ、と書くと、ちょっとありがちな感じがするけど、お店の外観をみれば、他にはない魅力がすぐに伝わるはずだ。まずは写 真をお見せしよう。 (宮崎 晋平)