創土社からゲームブックの新刊『魔人竜生誕』が刊行された直後ではありますが、創土社刊、思緒雄二著のゲームブック『送り雛は瑠璃色の』を読了しました。クリアしたとかではなく、あくまでも読了。旅行に行く道中の新幹線の車内で、全分岐をすっかり読みつくしました。 普通に『送り雛は瑠璃色の』について書こうと思ったのですが、ついつい「ゲーム性」と「物語性」、および、「ゲーム」と「パズル」の対比についての話についてあまりにも長くなってしまいましたので、その辺の話はあとでまとめてからゆっくりエントリーすることにして、ここではあくまでも感想だけにとどめたいと思います。 以降、『送り雛は瑠璃色の』のネタバレを含んでいます。ご注意ください。 全部読んでみて、率直に言えば話としては面白かったと思います。和歌や流し雛といった日本風のガジェットを用いられていて、意味がよく分からない点も多いのですが、日本的な怖さ、悲しさと