チャリの歴史、ここにあり。 人力で、安定していて、速くて、エコな乗り物である自転車っていうのは、長い歳月をかけて進化しています。どうやって始まったかを見ていきましょう。 1790年代ー始まり 初めて登場した1人乗りの2輪車は、木製のフレームに2つの車輪がついたオモチャっぽい簡単な作りのものでした。乗り手はフレームにまたがって、足で地面を蹴って車体を引きずりながら前に進むというもの。 これを発明した人は、はっきりはしていないものの、フランスの職人Médé de Sivracさんという人が最初にこのデザインをしたんではないかと言われています。 このデザインには大きな問題がありました。乗り手が両足を上げた瞬間に倒れてしまうという安定性での問題がありました。それに曲がるのが難しい。曲がるには、乗り手が前の車輪を持ち上げて引きずりながら向きを変えるというのを何度も繰り返して、やっと進めるという面倒臭