1970年、3度目の月面着陸に飛び立ったアポロ13号で飛行中に支援船の第2酸素タンクで小爆発が起こり、支援船の外壁の一部が吹き飛ばされ、 支援船内部や他の機器にも損傷を及ぼした。 元々アポロ10号用であったタンクを13号に流用するため、設計変更で据え替えした時に、技師が1本のネジを外し忘れたという、ささいなことが事故原因の出発点であった。 急遽月面着陸の予定を変更、月でUターンして、わずかに残った酸素、水、電力を利用して からくも地球に生還した。 1970年4月11日13時13分、月面着陸を目指したアポロ13号が、地球からの距離33万kmで支援船の第2酸素タンクで小爆発が起こり、支援船の外壁の一部が吹き飛ばされ、支援船内部や他の機器にも損傷を及ぼした。しかし、この様な状況にもかかわらず、宇宙船が本当に修理不能のダメージを受けたと認めるまでに、さらに1時間もかかってしまった(図1)。 197