テクノロジーは、それまでの世界が内包していた困難や問題を解決する力を持っています。日々の暮らしの中で、誰かを手助けしたり、もっとやりやすくしたり、新しい学び方を提供したりできます。プログラミングは、そうした解決方法を生み出す、一つのツールでもあります。 プログラミングは21世紀の今、読み書きや計算と並んで大事な基本的なスキルです。森裕崇先生は数学と情報科目の教師として、中学校や高等学校でプログラミング教育を教えています。そしてアプリのデベロッパであり、テクノロジーを活用して教育現場の変革に努めるApple Distinguished Educatorの一人でもあります。森先生に、中学校でどのような教育を行なっているのか、自身のアプリ開発の話、そしてプログラミングに興味を持つ子どもたちのために今、必要な教育について聞きました。 森先生は、京都市立の高等学校で教える以前は市立中学校で数学を教え