※Vieweg, Das Denken der Freiheit. Hegels Grundlinien der Philosophie des Rechts, München: Wilhelm Fink Verlag, 2012の翻訳のため、同書のリスト(S. 526)から作成したものです。自分が混乱してきたために整理しただけのものなので、正確性や網羅性は確認していません。GWは含まれていません。 ※作業中に岡崎龍「国家学講義」寄川条路編『ヘーゲル講義録入門』法政大学出版局、2016年、122〜124頁に詳しい記載があるのに気づきました。Viewegのリストは順番がばらばらだったので年度順に並べ替えようと思っていたのですが、岡崎論文がすでに年度ごとにまとめてくれていたのでそれを参照して並べました。岡崎論文にはGWとの対応などその他詳しい情報があるので興味ある方はご参照ください。 ※(Wa
「歴史哲学」への毀誉褒貶 ヘーゲルのいわゆる「歴史哲学」は、これまで一般にどのようにイメージされてきただろうか。 ヘーゲル哲学への分かりやすい入門書とされる反面で、アジアを低く見るヨーロッパ中心主義の歴史観とか、理性法則に基づいた楽天的な進歩史観として揶揄されるというように、毀誉褒貶の相反する評価が入り乱れてきた。 『歴史哲学』の分かりやすさは、『精神現象学』や『論理学』のようなヘーゲル自身による著作ではなく、複数の聴講者による講義筆記録をもとに編集されたテキストという性格にある。 これまで一般に使用されてきた旧版テキストは、彼の死後、ヘーゲル全集の中の1巻として講義筆記録をもとに編集されたものである。 実はこの編集が曲者で、E・ガンスの責任編集による『歴史哲学』第1版(1837年)は、10年弱の間に隔年で5回講義されたうちの最終回講義(1830/31年)をベースにしながら、しかし複数の筆
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く