イモーゲン・フォークス(ジュネーヴ) スイス金融大手クレディ・スイスとの別れの時がやってきた。同行は1856年の創業以来、スイスの金融セクターの柱であり続けてきた。2008年の金融危機では、ライバルのUBSのように政府の救済を受けることなく、嵐を乗り越えた。そのUBSが今回、クレディ・スイスの救済者となった。 近年では、スイス・テニス界の神といえるロジャー・フェデラー氏が、クレディ・スイスのマーケティングの顔になっていた。こちらに微笑みかけるフェデラー氏のポスターが、スイス各地の空港に貼られていた。それは、強さや卓越性、持続力、そして信頼性の象徴だった。 しかし、この華やかなプロモーションの裏には、いくつかの大きな問題があった。経営陣の分裂や、2021年に破綻した金融会社グリーンシル・キャピタルへの高額投資、マネーロンダリング(資金洗浄)をめぐる有罪判決、そしてここ数カ月の顧客の信頼低下に
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