2階のビジネス書コーナー、1階のベストセラー棚のほか、売れ筋本を並べた平台にも陳列する(三省堂書店有楽町店) ビジネス街の書店をめぐりながら、その時々のその街の売れ筋本をウオッチしていくシリーズ。今回は4月に訪れた有楽町駅前の三省堂書店有楽町店を再訪してみた。定点観測している3書店と同じく東京の中心ビジネス街の書店だが、駅前の入りやすい立地のせいか、客層がいくぶん若めで、新刊への反応が早い。ビジネススキル系の本がベストセラーの上位に並ぶ中で、書店員が注目したのは、発達障害を持つビジネスマンブロガーが普通に仕事をして生きていくための小さな知恵を書き留めた仕事術の本だった。 ブログやツイッターで発信その本は借金玉『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』(KADOKAWA)。借金玉(しゃっきんだま)というのはブロガーとしての名前。現在は営業マンとして働く32歳のサラリーマンだ。注意