まちを一つのホテルに見立て、宿泊施設と地域の日常をネットワークさせて街ぐるみで客をもてなす「まちやど」が増えている。建築家など地域おこしのエキスパート6人が中心となり、「日本まちやど協会」を昨年9月に結成。街活性化の試みとしても注目されている。【山口昭】 協会結成 8地域加盟 協会の宮崎晃吉代表理事(36)は建築家。東日本大震災後に解体予定だった東京・谷中の築63年の木造シェアハウスを2013年にカフェやイベントスペースを備えた複合文化施設「HAGISO」にリノベーション。3年前にまちやど「hanare」を開いた。 hanareの受付はHAGISOの2階にあり、1階のカフェで朝食。宿泊棟は別の木造住宅を改修した。近辺に四つある銭湯の利用券付きで1泊1人1万1504円から。
作家活動を始めて14年。これまで『国家の罠』や『獄中記』など話題作を次々と世に送り出してきた著者が、初めて本格的な旅行記に挑んだ。「自分の原点は15歳のあの夏だった。自分の体験を共有できればいいなと思いました」。『十五の夏』(幻冬舎)出版のきっかけをこう語る。 ■ ■ 1975年の夏、15歳の著者が、両親からの高校の入学祝いとしてポーランドやハンガリー、ルーマニアなど東欧各国やソ連を42日間かけて旅した時のことをつづった。東西冷戦の下、西側の少年が東欧やソ連を1人で旅行するのは極めて珍しかった時代。「当時、東側の国々は『この世の地獄』とか『この世の楽園』とか、評価が分かれていた。実際はどうなのかなと。ロシア文学にも興味があったし、自分で見てみたいと思いました」 本書では、東欧各国とソ連のまちの雰囲気や人々の様子、ペンフレンドとの交流の場面、列車での移動や宿泊先の確保に悪戦苦闘する姿が、喜
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