フリマアプリ大手の「メルカリ」は、新規に参入したスマホ決済の利用者の獲得に向けた費用がかさんだことなどから、ことし3月までの9か月間の最終赤字が73億円に膨らみました。 一方で、最終的な損益は73億円の赤字と、前の年の2倍以上に拡大しました。 これはアメリカでのフリマアプリ事業で人件費や広告宣伝費がかさんだことや、ことし2月に日本で始めたスマホ決済の利用者を増やすためのポイント還元などの費用が膨らんだためです。 これについて、長澤啓CFOは記者会見で「黒字化を選択したいならコストを削ればよいが、将来の成長のためにコストをかけて赤字にしている。この姿勢に変わりない」と述べ、アメリカ事業、スマホ決済といった成長が期待できる分野には積極的な投資を続ける考えを示しました。