AIの次に注目を集める「ALIFE(人工生命)」。哲学、物理、工学など学問領域を横断しながら「生命とは何か?」を探るこの研究分野で、日本はヨーロッパと並ぶ一大拠点になっている。7月に札幌で開催された人工生命国際会議「ALIFE2023」の様子をレポート。 *** 人工生命(artificial life、ALIFE)の研究が、日本でいま熱い。 ChatGPTで話題が集まるAI(人工知能)と混同されがちだが、人工生命は「ALIFE」。「ディープラーニング(深層学習)」という機械学習の技術が世間に広がり、注目度が一躍高くなった人工知能に対して、ALIFEは「beyond AI」(AIを超えていく)とも言われ、生命的な自律性を持たせる点でAIと表裏一体でありつつも、大きく異なる。進化から意識まで、さまざまな形での「ありえたかもしれない生命」を研究対象とし、「生命とは何か?」を探る分野だ。 人工生
![生成系AIの次は「ALIFE(人工生命)」へ――「生命とは何か」を探る研究の最先端レポート:フォーサイト編集部 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a5d8af74c2aec140a19802fd92f56816115fbce0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffsight.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F9%2F1200w%2Fimg_a96b282cabd98fa18a9a12bc02965bb6200602.jpg)