読者プレゼントの当選者を水増ししたとして、消費者庁から措置命令を受けた秋田書店が、景品発送担当の女性社員(28)を解雇した問題で、女性社員が11日、同社を相手取り、解雇無効と精神的苦痛に対する慰謝料330万円などを求め、東京地裁に提訴した。 訴状によると、同社は2012年3月、「読者プレゼントを発送せずに盗んだ」などとして、女性を解雇した。原告側は「女性が当選者数の水増しをやめるよう何度も訴えたことを嫌悪し、ぬれぎぬを着せて不当に解雇した」と主張。不正を強要し続けた上、「消えろ」などと何度も暴言を吐き、女性を精神的に追い詰めたと訴えている。 11日、女性は会見で「編集者になる夢を奪われた。会社ぐるみで読者をだます秋田書店が許せない」と話した。同社は「訴状が届いていないのでコメントできない。解雇理由は正当なもの」とコメントを出した。 関連リンク(ニュースがわからん!)読者プレゼント当選者